このページの本文へ移動

平成29年9月定例会 教育民生委員会委員長報告

公開日 2017年09月25日

 ただいまから、教育民生委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 先ほどの本会議で付託のありました議案の審査に当たるため、当委員会を開催いたしました。
 まず、担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第79号 工事請負契約の変更については、亀山市立川崎小学校校舎改築工事に係る建築工事について、平成29年9月14日付けで契約の変更について仮契約したため、議会の議決を求めるものです。
 審査の過程では、今回の変更契約の内訳の詳細について質疑があり、これについては、今回追加した石綿除去工事費が3,252万4千円であり、除去面積は1,614㎡、工事費は㎡当たり1万6千円としており、これに足場代、防音シート、防音パネル代を含めて㎡当たり約2万円となっている。その他、仮囲いやガードマン等の経費が214万7千円、全体としての諸経費が505万9千円、消費税が317万8,400円、合計4,290万8,400円の増額となったとの答弁でありました。
 次に、諸経費が全体的に高いのではないかとの質疑があり、これについては、諸経費は、現場管理費、一般管理費と呼ばれる追加工事費分に対する現場の労務費、保険料等であり、国土交通省の公共建築工事共通費積算基準に基づいて算出しているとの答弁でありました。
 次に、入札差金は通常減額するが、継続費における入札差金の考え方について質疑があり、これについては、継続費は唯一会計年度独立の原則の例外をなすもので、毎年度の執行残額については、継続年度の終わりまで逓次繰越により使用できるとの答弁でありました。
 次に、今回の工事において、石綿の飛散による地域への影響はないのかとの質疑があり、これについては、環境省の示す石綿の除去工法から適した工法を選択しており、影響はないと考えているとの答弁でありました。
 次に、別途工事として分離発注することは出来なかったのかとの質疑があり、これについては、工期や安全管理、経費の節減などを考慮し、変更契約としたのと答弁でありました。
 なお、討論では、石綿対策の工事を行うことはやむを得ないが、財政状況が厳しい中、分離発注とし、競争入札すべきであるとの反対討論が、また、児童の安全、地域の安全、工期の短縮といった面から判断すればやむを得ないとの賛成討論がありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、賛成者多数で可決することに決定しました。
 以上、教育民生委員会の審査報告といたします。