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平成28年12月定例会 教育民生分科会長報告

公開日 2016年12月19日

 教育民生分科会における審査の経過について報告いたします。
 去る6日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、13日に分科会を開催いたしました。担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第89号 平成28年度亀山市一般会計補正予算(第4号)についての内、当分科会所管分、「第3表 繰越明許費補正 追加」「経済対策臨時福祉給付金給付事業」の給付対象人数について質疑があり、これについては、最大の見込み人数として7,000人としているとの答弁でありました。
 次に、「債務負担行為補正 追加」「書誌マーク供給業務委託料」について、業務の内容と契約方法について質疑があり、これについては、図書館の本の名前、著者の名前、出版社名、出版された刊行年等の情報を図書館システムに取り込む作業である。随意契約により、現在の業者と委託契約しているが、今年度で事業を撤退するため、新たに業者選定を行うものであるとの答弁でありました。
 次に、新しい業者になると、過去のデータが使えなくなることはないのかとの質疑があり、これについては、選定業者と十分協議していくとの答弁でありました。
 次に、1年間で何冊くらいのデータを入力しているのかとの質疑があり、これについては、おおよそ3,000冊から4,000冊になるとの答弁でありました。
 次に、「債務負担行為補正 変更」「校務用サーバー等賃借料」の減額の要因について質疑があり、これについては、入札差金であるとの答弁でありました。
 次に、「総務費」「総務管理費」「一般管理費」の施設管理費の増額補正について、なぜこの時期に修繕するのかとの質疑があり、これについては、市民協働センターみらいでは、毎年この時期に定期点検を行っており、その結果に基づき緊急修繕するため今回補正するものであるとの答弁でありました。
 次に、「総務費」「総務管理費」「自治振興費」「自治会支援事業」の減額補正の要因について質疑があり、これについては、椿世町自治会から集会所の新設について申請があり、助成金の交付決定をしていたが、その後、集会所の建設計画を再度検討するため、椿世町自治会から申請の取り下げの申し出があったため減額するものであるとの答弁でありました。
 次に、すでに交付決定し、事業採択しているものであるため、繰越明許とすることはできなかったのかとの質疑があり、これについては、変更の申請であれば繰越明許で対応させていただくことになるが、自治会からは、計画を変更するには時間を要するため、申請を取り下げるとのことから、このような補正をするとの答弁でありました。
 次に、来年度の申請の予定について質疑があり、これについては、今年度は新たな計画に向けて検討し、来年度、申請されると伺っているとの答弁でありました。
 次に、来年度の助成額に変更はあるのかとの質疑があり、これについては、事業額そのものは変更となるが、今回の交付決定額は上限額の525万円であり、変更はないと考えているとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「社会福祉費」「社会福祉総務費」「一般事業」の過年度国庫支出金返還金の増額補正について、どのような事業ができずに返還するのかとの質疑があり、これについては、障がい者自立支援給付費等国庫負担金、障がい者医療費国庫負担金、生活困窮者自立支援事業費等国庫支出金、臨時福祉給付金等給付事業費補助金、臨時福祉給付金等給付事務費補助金、特別障がい者手当等給付国庫負担金の返還金であるとの答弁でありました。
 次に、生活困窮者自立支援事業について、当初に回数を見込むことができなかったのかとの質疑があり、これについては、4つの主な事業を行っている中で、住居確保給付金支給事業における住居確保給付金が少なかったことと、学習支援の開始時期が遅れたことが今回の返還となったとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「社会福祉費」「総合保健福祉センター管理費」「施設管理費」について、白鳥の湯の修繕について、当初予算で修繕費を持つことはできないのかとの質疑があり、これについては、各施設においてある程度の修繕料は持っているが、今回は定期点検で緊急的に修繕が生じたものであるとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「児童福祉費」「児童福祉総務費」「地域子育て支援センター費」の増額補正の内容について質疑があり、これについては、国、県の補助基準額が改定されたことにより、野登ルンビニ園、亀山愛児園、川崎愛児園の3園に対して交付している補助金の増額を計上したものであるとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「児童福祉費」「児童福祉総務費」「小規模保育事業施設整備事業」の増額補正について、この事業により、来年度の待機児童数の見込みはどうなるのかとの質疑があり、これについては、今回の小規模保育所の定員は最大19名であるが、平成29年4月から定員12名でスタートする予定である。平成28年10月1日現在の待機児童数は14名となっており、今回開設されることで、待機児童数の縮減、解消が期待されるとの答弁でありました。
 次に、平成29年度の入所希望者数を把握したうえで、待機児童数が縮減されるのかとの質疑があり、これについては、保育所への入所申し込みは、現在、平成29年度の一次募集を締め切り、審査中であるとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「児童福祉費」「心身障がい児福祉費」「自立支援事業」の増額補正について、市内の放課後等デイサービス施設の内容及び定員について質疑があり、これについては、必要な訓練や支援を受けることができる場として市内に施設は3箇所あり、さくらさくらスクール亀山と放課後等デイサービスわかば亀山は、いずれも定員は10名、サクラサクラ放課後等デイサービスセンターは5名であるとの答弁でありました。
 次に、待機の状況について質疑があり、これについては、市内には3施設であるが、鈴鹿市等の周辺市町での利用もあり、また、利用者はサービスの区分に応じて利用していることから、現在は定員に余裕があるとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「生活保護費」「扶助費」の増額補正について、医療部分が含まれているのかとの質疑があり、これについては、今回の補正には含まれていないとの答弁でありました。
 次に、現在の生活保護の状況について質疑があり、これについては、平成28年9月末現在で、保護世帯が174世帯、被保護人数が233人、保護率が0.46%であり、保護率は年々右肩上がりの状況である。また、外国人については少し増えている状況であるとの答弁でありました。
 次に、「教育費」「中学校費」「学校管理費」「施設管理費」の増額補正の修繕の内容について質疑があり、これについては、亀山中学校体育館2階の窓ガラスの鉄製建具が老朽化しているため、安全面から早期の修繕が必要と判断したとの答弁でありました。
 次に、窓ガラスは飛散防止フィルムが貼ってあるのか、また、強化ガラスなのかとの質疑があり、これについては、普通のガラスであるとの答弁でありました。
なお、亀山中学校体育館は避難所となることから、そのことを踏まえた修繕を検討するべきではなかったのかとの意見がありました。
 次に、「教育費」「社会教育費」「文化振興費」「施設管理費」の増額補正について、指定管理における修繕の基準について質疑があり、これについては、指定管理における協定の中で、30万円までの少額修繕の場合は指定管理者において行い、30万円以上の場合は、市において行うこととなっているとの答弁でありました。
 次に、議案第90号 平成28年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、「総務費」「総務管理費」「一般管理費」「一般職員人件費」の減額補正について、人員が減った中で、事務事業が行えるのかとの質疑があり、これについては、人事異動により、正規職員から行政専門員に変更になったため人件費を減額しているが、人員は変わっていないとの答弁でありました。
 次に、「保険給付費」「療養諸費」及び「高額療養費」の「退職被保険者等療養給付費」の増額補正の要因について質疑があり、これについては、退職被保険者数は年々減少しており、当初予算は平成27年度支出見込み額より40%減額して計上していたが、入院医療費等の件数が増加しており、療養給付費が1,000万円を超える支出が4カ月以上続いたことから不足が生じたものであるとの答弁でありました。
 次に、高額な治療薬が出ていることも背景にあるのかとの質疑があり、これについては、今回の補正は、がんの治療や心臓疾患、脳梗塞による入院医療費が高額になるケースがあり、そのことが影響していると考えているとの答弁でありました。
 次に、議案第91号 平成28年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)については、質疑等はございませんでした。
 次に、議案第95号 平成28年度亀山市病院事業会計補正予算(第2号)について、「債務負担行為」「医事業務委託料」について、委託期間を3年とすることによるメリットについて質疑があり、これについては、経費及び事務負担の軽減と、契約期間が長期となることにより、両者ともに安定した業務が行えるというメリットがあるとの答弁でありました。
 以上、教育民生分科会の審査報告といたします。