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平成28年6月定例会 産業建設委員会委員長報告

公開日 2016年06月24日

 産業建設委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 去る13日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査に当たるため、17日に委員会を開催いたしました。
 まず、担当部長から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第42号 亀山市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の制定については、農業委員会等に関する法律が改正されたことにより、農業委員会の委員の選出方法が、選挙及び市町村長の選任制から議会の同意を要件とする市町村長の任命制へと変更されるとともに、農業委員とは別に、当該農業委員会に農地利用の最適化を推進する農地利用最適化推進委員が設置されることとなり、農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数は条例で定めることとされたため、本条例を制定するものであります。
 審査の過程では、農業委員と農地利用最適化推進委員との業務のすみ分けについて質疑があり、これについては、原則として、農業委員が行っていた業務のうち、現場活動的な業務については推進委員に移行するという法律改正の趣旨ではあるが、推進委員は自分の担当地区の案件について農業委員会にも出席可能であり、また農業委員が現場活動を行うことも法律では妨げていないとの答弁でありました。
 次に、農業委員会における推進委員の採決権について質疑があり、これについては、最終的な採決は農業委員のみであるとの答弁でありました。
 次に、24人の農業委員を14人減らして10人とする根拠について質疑があり、これについては、委員数については、より機動的に行うために少人数が望ましいという法の趣旨や、農林水産省による現農業委員の半数程度という見解を踏まえ、現在の選挙による農業委員20名の半数である10名としたとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
 次に、議案第46号 市道路線の認定については、和賀白川線の道路改良に伴い、当該路線と接続する住山11号線の路線認定について、議会の議決を求めるものであります。
 審査の前に現地確認を行い、審査の過程では、本路線を整備することで、並行して2路線できるが、維持管理費が高くなるのではないかとの質疑があり、これについては、管理区間は2倍になるが、交通量は新しく整備する道路に移るため、道路の損傷など通常管理しなければならない要素は大きく低下することから、維持管理費が増えることは考えられるが、2倍になることはないとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
 次に、議案第47号 市道路線の変更については、和賀白川線の道路改良のための終点の変更について、議会の議決を求めるものであります。
 審査の前に現地確認を行い、審査の過程では、市道和賀白川線の延伸を早く進めてほしいという市民要望はあるのかとの質疑があり、これについては、亀山の南北軸が脆弱であるという認識のもと、今日までこの構想を展開してきており、その中には亀山市民、行政を含め、早期にこれを整備していくというコンセンサスのもとに進めてきているとの答弁でありました。
 次に、この新規路線が住山公園と自治会所有の公園にかかるが、新たな公園を整備するのかとの質疑があり、これについては、自治会の公園は自治会と協議していくとともに、住山公園は広い公園であるので、道路整備により機能が損なわれることはないと考えているとの答弁でありました。
 また、討論では、和賀白川線の延伸については、需要がはっきりしない中で、現在の財政状況から今やらなくてはならない事業ではないとの理由から反対討論がありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、賛成多数で可決することに決定しました。
 以上、産業建設委員会の審査報告といたします。