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平成28年3月定例会 産業建設分科会長報告

公開日 2016年03月25日

 産業建設分科会における審査の経過について、亀山市議会予算決算委員会内規第7条第5項の規定に基づき、下記のとおり報告いたします。
 去る8日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、14日に分科会を開催いたしました。担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第19号 平成27年度亀山市一般会計補正予算(第5号)についての内、当分科会所管分、「衛生費」「清掃費」「清掃総務費」「ごみ減量化対策事業」の生ごみ処理容器購入費補助金の減額補正について、平成27年度の補助金の交付件数と近年の交付状況について質疑があり、これについては、平成27年度は2月末時点で26件であり、ここ数年の交付件数は、横ばいで推移しているとの答弁でありました。
 次に、「衛生費」「清掃費」「塵芥処理費」の溶融処理施設の施設管理費の減額補正について、コークス等の副資材・薬品類の使用量の削減や灯油の単価が下がったことによる燃料費の減少などによるとのことだが、ごみの量との関連について質疑があり、これについては、溶融炉の長寿命化事業でCO2削減のための工事を行い、灯油使用量が年間50キロリットル削減できた。また、ごみの量もわずかではあるが年々減少しているほか、資源ごみの分別収集により、溶融するごみの量が減少し、結果としてコークスや灯油の使用量の減少につながっているとの答弁でありました。
 また、ごみの減量に関連して、市民への啓発について質疑があり、これについては、生ごみの水切りやごみ処理の経費などの記事を広報に掲載し、PRに努めているとの答弁でありました。
 次に、「衛生費」「清掃費」「塵芥処理費」「飛灰再資源化事業」の減額補正について、飛灰の処理に使用する薬品を変更したとのことだが、信頼性や他市の事例、また飛灰の再溶融処理について質疑があり、これについては、消石灰を高反応消石灰に変更したもので、人体に害があるものではなく、薬品の使用量及び飛灰の発生量も減少しており、他の施設でもこの薬品を取り入れていくと聞いている。なお、飛灰の再溶融については、現在は行っていないとの答弁でありました。
 次に、「衛生費」「清掃費」「し尿処理費」「し尿処理施設長寿命化事業」の増額補正について、国からの交付金の前倒しによるものとのことだが、これは省エネルギー機器を採用することによるものなのか、また、この交付金の前倒しにより、工事の工程も早まるのかとの質疑があり、これについては、省エネルギー機器に係る部分だけではなく、平成28年度の交付金全体が前倒しになったものであり、工程については、平成28年度に繰り越しになることから、当初の予定どおりであるとの答弁でありました。
 次に、「農林水産業費」「農業振興費」「特産振興事業」の地域特産品発掘育成支援事業補助金の減額補正について、本年度の実績とこれまでの事業の取り組みについて質疑があり、これについては、新たな地域の特産品となる農作物の発掘・育成や販売拡大事業を行うものに対して補助金を交付するもので、当初2件を見込んでいた申請が1件となったことによる減額であり、これまで自然薯や亀山紅茶などを支援してきているが、計画的に行っていただいているとの答弁でありました。
 次に、「農林水産業費」「農業振興費」「多面的機能支払事業」の補助金の減額補正の内容について質疑があり、これについては、のり面の草刈りや水路の泥上げ、農道の補修など、農地、水路、道路等の管理を地域で支える取り組みを支援する事業であり、その申請実績によるものであるとの答弁でありました。
 次に、「農林水産業費」「農地費」の「農村地域防災減災事業」及び「農業用施設等整備事業」の減額補正について、国からの予算配分が無かったり、少なかったための減額であるとのことだが、今後どうするのかとの質疑があり、これについては、防災関係のため池は、来年度に県と協議し、別途事業としてもう一度仕切り直す考えであり、三寺の農道の舗装整備については、予算の範囲で一部実施しており、来年度以降も要望を続けながら事業を完成させたいとの答弁でありました。
 次に、「農林水産業費」「林業振興費」「森林環境創造事業」の減額補正についても同様の質疑があり、これについては、県の事業仕分け等により予算配分が少なくなってきているが、市の環境林の整備には欠かせない事業であるので、来年度以降も引き続き要望していくとの答弁でありました。
また、国・県の予算配分の減少に関連して、事業の執行について、国・県の補助金交付の有無に関係なく、当初の予算に基づいて行う考えはないのかとの質疑があり、これについては、国・県の補助金等の裏付けがない中で事業を執行すると全て一般財源となることから、現在の厳しい財政状況の中では、国・県の補助金を受けて事業を執行していくとの答弁でありました。
 次に、「商工費」「開発費」「産業振興奨励事業」の産業振興奨励金の減額補正について、奨励金の交付の件数と今後の取り組みについて質疑があり、これについては、平成27年度は3事業者に対して奨励金を交付する予定であり、今後も新設・増設の計画がある事業者に制度の活用を働きかけていくとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「道路橋梁費」「道路維持修繕費」の雪氷対策業務委託料の増額補正の理由について質疑があり、これについては、本年度は1月に2回の積雪があったが、昼間も積雪し、また朝方には雪が凍結したことにより、除雪作業の回数や凍結防止の対策が増加し、費用がかさんだとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「住宅費」「住宅管理費」「民間活用市営住宅事業」の減額補正について、これまでの経過と今後の見通しについて質疑があり、これについては、今年度は25戸の予定に対して場所等の問題から16戸を借り上げる予定であり、残り9戸については今後契約できるよう業者にお願いしていくとの答弁でありました。
 また、16戸の内訳について質疑があり、これについては、3戸は単身用、それ以外はファミリー用であるとの答弁でありました。
 次に、議案第22号 平成27年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について、歳入の「使用料」「農業集落排水施設使用料」の増額補正は、昼生地区における接続率の増加に伴うものとのことだが、昼生地区の接続率及び他地区の接続率について質疑があり、これについては、昼生地区は35%、他の地区は平均約90%の接続率であるとの答弁でありました。
 次に、「諸収入」「雑入」「消費税還付金」について、農業集落排水事業に係る消費税は何期に分けて納付しているのかとの質疑があり、これについては、1回で納付しており、平成26年度決算分に係る還付申告により還付を受けたとの答弁でありました。
 次に、議案第23号 平成27年度亀山市水道事業会計補正予算(第2号)については、質疑等はございませんでした。
 次に、議案第25号 平成27年度亀山市公共下水道事業会計補正予算(第3号)について、「資本的支出」「建設改良費」「管渠整備費」の負担金の減額補正の内容について質疑があり、これについては、鹿島橋の添架負担金については、橋梁の構造上、下水道管を添架することにより増額する分で県に支払う負担金と、下水道を添架する工事を水道に依頼しているための負担金の2種類があり、今回は下水道の添架工事費の出来高が確定し減額になったものであるとの答弁でありました。
 以上、産業建設分科会の審査報告といたします。