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平成27年3月定例会 産業建設分科会長報告(3月16日)

公開日 2015年04月07日

 産業建設分科会における審査の経過について報告いたします。
 去る10日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、16日、分科会を開催いたしました。各議案ごとに担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第20号 平成26年度亀山市一般会計補正予算(第5号)についての内、当分科会所管分、「土木費」「和賀白川線整備事業」について、概略設計費として当初予算額500万円のうち、入札差金である180万円を減額補正し、320万円を繰越明許費補正としているが、事業の実施時期について質疑があり、これについては、夏に発注したが一部測量が必要となったことから繰り越しを行い、概ね6月には完了するとの答弁でありました。また、平成27年度予算に計上されている詳細設計に影響はないのかとの質疑があり、これについては、詳細設計は、平成27年度末を目途に取り組むとの答弁でありました。
 次に、市の単独事業について、予算は単年度主義であるため、繰り越しはすべきではなく、用地を確保した上で設計・工事の予算を組むよう手順の見直しについて質疑があり、これについては、地元説明の段階で理解はいただくが、個人協議となるとさまざまな条件が出てくる。今後、用地交渉については、さらに熟度を高めた対応が必要であるので、鋭意努力したいとの答弁でありました。
 また、事業を早期に進めるには、部局間の横の連携を図り、市長がイニシアティブを取るよう意見が出され、これについては、全庁的、組織的にしっかり対応していくとの答弁でありました。
 次に、同じく、「土木費」「野村布気線整備事業」の補償費の内容について質疑があり、これについては、減額した414万1千円は、用地協力をお願いする地権者への補償費であり、残額約200万円は、関係する水利権者への補償費であるとの答弁でありました。
 また、今回、野村布気線整備事業は、1億2,321万円を減額し、平成27年度予算に同額を計上しているが、市単道路整備事業は、繰越明許費補正としている。同じ、用地取得の関係の予算であるが、その違いについて質疑があり、これについては、予算は単年度予算を基本とし、実施できる可能性のある事業を予算化することを前提としているため、野村布気線整備事業については、ある程度詰めの段階まできているが、契約には至らなかったため、補正で減額したが、市単道路整備事業については、契約までは確約しており、登記等が年度末には完了せず、支払いができないため、繰越明許費補正とするとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「道路橋梁費」「社会資本整備総合交付金事業」について、国からの交付金であるため、使い切ることを基本に、さまざまな事業に無理に割り振った結果が、このような減額や繰越明許費補正となっているのではないのかとの質疑があり、これについては、道路の関係でさまざまなメニューがある中、計画的に予算要求をして整備しているとの答弁でありました。
 また、過去に国に交付金を返還したことはないのかとの質疑があり、これについては、事業間で調整はするが、返還はないという答弁でありました。
 次に、「土木費」「民間活用市営住宅事業」について、当初予定していた30戸の住宅の借り上げが進まず、1,890万円の減額となっているが、事業が進まない原因は何かとの質疑があり、これについては、家族世帯の借り上げ住宅に対応するものが少なかったことが原因であるが、既存住宅だけでなく新築住宅も対象とするように要綱を変更したことにより、新築物件についての応募もあり、取り組みは進んでいるとの答弁でありました。
 また、民間の活用ではあるが、公営住宅として位置づけるため、建て方や構造上の条件が厳しくて、借り上げが進まないのではないのかとの質疑があり、これについては、建て方や構造上の問題はないが、残りの耐用年数で縛りをかけているとの答弁でありました。
 次に、議案第23号 平成26年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)について、議案第24号 平成26年度亀山市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について、議案第25号 平成26年度亀山市水道事業会計補正予算(第3号)については、質疑等はございませんでした。
 以上、産業建設分科会の審査報告といたします。