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平成27年3月定例会 教育民生分科会長報告(3月17日)

公開日 2015年04月07日

 教育民生分科会における審査の経過について報告いたします。
 去る10日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、17日、分科会を開催いたしました。各議案ごとに担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第20号 平成26年度亀山市一般会計補正予算(第5号)についての内、当分科会所管分、「民生費」「臨時福祉給付金給付事業」の減額について、昨年12月の本会議で、未申請者には個別に再度通知するとの答弁があったが、その後の経過について質疑があり、これについては、最終実績が7,200人、年金加算支給者が4,500人で、約83%の人が申請され、他市と比較しても、平均的な数字であるとの答弁でありました。
 また、もらえるのにもらっていない人がいることが問題であり、来年度も制度が続くが、その対応について質疑があり、これについては、来年度は、額の減少や年金加算がなくなるなど、制度が変わるので、これも含めて周知をしていくとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「介護予防事業」は、二次予防事業への参加が少ないことによる減額であるが、今後の見通しについて質疑があり、これについては、介護予防教室に参加していただくために、訪問看護師から参加を促すような取り組みを進めていくとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「保育所費」「障がい児支援事業」の減額について、今年度、保育所における障がい児に対する保育士の配置を幼稚園と同じ基準にしたことで、保育士を減らしたが、その後何回か保育士の募集が見受けられるが、何か関係があるのかとの質疑があり、これについては、現在保育所では0、1、2歳児には保育士を、3、4、5歳児には介助員を配置し、当初慣れるまでは行き違い等もあったが、現在は、熱心な保育をしていただいており、これまでの保育士の募集は関係ないとの答弁でありました。
 次に、「衛生費」「保健衛生総務費」「がん検診推進事業」の増額について、当初予算の段階で、昨年度より増額しており、6月補正でも491万2千円の増額、そして今回の増額補正となっているが、当初の見込みはどうであったのかとの質疑があり、これについては、もう少し先を見込んだ積算をする必要があったと反省する部分はあるが、担当者の積極的なPR等による受診者の増加であるとの答弁でありました。
 次に、「衛生費」「保健衛生総務費」「母子保健事業」の減額について、赤ちゃん訪問の実績が少なかったのは、赤ちゃんの数が少なかったのか、それとも訪問し切れなかったのかとの質疑があり、これについては、訪問は全て行ったが、看護師が勤務できない日を職員で対応したため、不要分の賃金の減額であるとの答弁でありました。また、看護師の訪問を拒否された場合の見守り等について質疑があり、これについては、検診や予防接種の状況の把握や、子ども家庭室と連携しながら見守っているとの答弁でありました。
 次に、「教育費」「歴史街道遺産活用事業」の減額について、国からの交付金の減額により、一部事業を来年度に送るとのことだが、事業の内容について質疑があり、これについては、歴史的風致維持向上計画の重点区域内3カ所への看板設置を予定していたが、その内、亀山城周辺の2カ所について、平成27年度に実施するとの答弁でありました。
 次に、「教育費」「博物館費」「施設管理費」の警備保障委託料の減額の内容について質疑があり、これについては、旧斎場跡を歴史博物館の収蔵庫として使用することとなったが、資料運び・薫蒸作業が遅れたため、警備保障を開始したのが11月となったことによる不要分を減額するものであるとの答弁でありました。
 次に、同じく「屋根のない博物館創出事業」の減額の内容について質疑があり、これについては、ウエブページ「亀山子ども博物館」作成委託料の入札差金による減額であるとの答弁でありました。
 次に、全般的に、障がい児に関する予算について、利用者数が当初の見込みより少なかったことによる減額が多く見受けられることについて質疑があり、これについては、まず、「高齢者・障がい者(児)タクシー料金助成事業」については、毎年、交付率、利用率をもとに実績見込みを出すが、利用率が低かったことによるものとの答弁でありました。
 「特別障がい者手当等給付費」については、対象者が見込みより少なかったことによるものとの答弁でありました。
 保育所費の「障がい児支援事業」については、発達検討委員会で、障がいに応じた介助員の配置を検討し、見込みを立てているが、結果的に対象となる園児が少なかったことによるものとの答弁でありました。
 幼稚園費、小学校費、中学校費における「個の学び支援事業」については、判定の結果、対象となる園児が減ったこと、入院による院内学校への転校、また転出や対象者の成長により介助員の割合が変わったことによるものとの答弁でありました。
 学童保育所については、公立施設で当初24名と見込んだが入所は9名、民間の8施設で8名を見込んだが入所は5名であり、今後は、もう少し精査をして予算要求をするとの答弁でありました。また、学童保育所への入所が減った要因について質疑があり、これについては、デイサービスを利用されている児童もいるのではないかと考えているとの答弁でありました。
 次に、繰越明許費補正の追加 「観光施設災害復旧事業」について、緊急であるから平成26年第1回臨時会で補正計上されたと思うが、入札が不調になった要因について質疑があり、これについては、施工がしにくい場所であることや、年度末を控え、業者としては工事が請け負いにくい状況であったのではないかとの答弁でありました。なお、この場所は、テニスコートの利用には影響がないため、次年度で対応するとの答弁でありました。
 次に、議案第21号 平成26年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、今回の基金繰入金の補正により、基金残高がいくらになるのか質疑があり、これについては、今回の補正で6,200万円を取り崩し、残高は64万9千633円となるとの答弁でありました。
 また、その残高で来年度以降はどうするのかとの質疑があり、これについては、国からの財政支援を期待するが、支援がない場合、赤字になれば一般会計からの補てんも一つの方法と考えているとの答弁でありました。
 次に、議案第22号 平成26年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)について、後期高齢者医療広域連合納付金の減額の内容について質疑があり、これについては、一般管理費負担金、健康診査負担金、療養給付費負担金の減額が459万2千円、基盤安定負担金として174万円の増額があり、これらを相殺して減額補正しているとの答弁でありました。
 また、後期高齢者は医療費も高く、人数も多いと思うが、減額の内、どの部分が多かったのか質疑があり、これについては、療養給付費負担金で、医療費の状況に応じて401万3千円の減額となったとの答弁でありました。
 以上、教育民生分科会の審査報告といたします。