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現況報告

公開日 2019年11月29日

 令和元年12月亀山市議会定例会の開会に当たり、市政の現況と今後の見通しについてご報告し、議員並びに市民の皆様の更なるご理解とご協力をお願い申し上げます。

 はじめに、先月、東日本を中心に甚大な被害が発生した台風19号等の災害により、お亡くなりになられました方々に哀悼の意を表しますとともに、被災されました皆様方に衷心よりお見舞い申し上げます。併せまして、被災地の一日も早い復旧・復興を祈念いたしております。
 奇しくも、本年は伊勢湾台風の襲来から60年の節目であります。こうしたスーパー台風による自然災害は、近年の気候変動の影響により今後も発生が危惧されますことから、本市といたしましても、更なる防災力・減災力の向上へ決意を新たにしたところであります。とりわけ、明日は、東野公園において「令和」時代初めてとなる亀山市総合防災訓練を実施し、地域の総合的な防災力の向上につなげてまいります。

 さて、我が国の経済につきましては、通商問題を巡る緊張、中国経済の先行き、消費税率引上げ後の消費者マインドの動向や相次ぐ自然災害の経済に与える影響等に留意する必要もあり、景気回復への確実性を見通しづらい状況にあります。
 こうした中、本市におきましては、先月、令和2年度行政経営の重点方針を定めました。その中で、令和2年度を『知新の年』と位置づけ、「環境・文化施策の推進と亀山版SDGsの確立」「第3次行財政改革大綱前期実施計画の着実な推進」「組織・機構の活性化と働き方改革の実現」の3つを行政経営の重点方針として掲げました。これに基づき、国や県の各分野における具体的な政策動向等も注視しつつ、新年度に向けた予算編成等の取組を順次進めてまいります。

 ところで、今月19日には、総合保健福祉センターにおきまして、三重県知事との1対1対談が行われ、地域医療や廃棄物処理政策など4つのテーマについて率直な意見交換を行いました。中でも、亀山市立医療センターが急性期機能と回復期機能のバランスを考慮し、引き続き地域医療の担い手として役割を果たす必要性をはじめ、リニア中央新幹線の早期開業と県内駅設置を見据えた県との連携などについて、情報共有と相互理解を深められたことは大変意義深く、今後も様々な分野で県と連携・協働を図りながら、施策推進につなげてまいります。

 それでは、市政の各部門にわたり、第2次亀山市総合計画の施策の体系に沿ってご説明申し上げます。

1.快適さを支える生活基盤の向上

 まず、「快適さを支える生活基盤の向上」についてでございますが、都市づくりの推進のうち、都市づくり戦略推進事業による都市計画道路の見直しにつきましては、今月20日に亀山市都市計画審議会から亀山都市計画道路(国道1号線及び関連路線)変更案について答申を受けましたので、本年度中の都市計画の変更に向け関係手続きを進めてまいります。
 一方、地籍調査事業につきましては、先月、関町北裏①地区の現地確認調査を実施したところでありますが、本年度計画しておりました本町③地区の現地確認調査につきましては、県補助金の活用ができないことから、翌年度の実施に計画を変更すべく、本議会に関係経費の予算補正を提案いたしております。
 また、亀山駅周辺整備事業につきましては、亀山駅周辺2ブロック地区市街地再開発組合において、第一種市街地再開発事業の推進のため権利変換計画作成に向けた権利者協議が進められるとともに、先月、施工予定者と設計・施工に関する基本協定が締結されたことから、現在設計等への技術協力を得ながら、工事請負契約の締結に向けた協議が進められているところであります。こうした中、先般、市も当組合の参加組合員として再開発事業に参画し、先月30日付けで当組合の理事に副市長が就任いたしましたので、本事業における市の立場が変わる大きな転換点を迎えたこととなります。そのため、一層庁内の連携を強化するなど、引き続き前期基本計画の戦略プロジェクト「JR亀山駅周辺拠点力向上プロジェクト」の積極的な推進を図ってまいります。

 次に、上下水道の充実のうち、公共下水道事業につきましては、来年度の生活排水処理アクションプログラムの見直しに伴い、公共下水道の整備着手が令和8年度以降になる地域の一部を対象に住民の方へ意向調査を実施しているところであります。

 次いで、公共交通網の充実のうち、昨年10月に運行を開始いたしました乗合タクシー「のりかめさん」につきましては、既に3千人を超える方が利用者登録をされ、一部制度の見直しを行った本年度は、先月末現在で延べ1,167人の方にご利用をいただいております。また、大規模小売店舗のご協力により、今月から新たに特定目的地停留所を1箇所追加いたしました。今後も、停留所の新設による利便性の向上や市広報等での周知を図りながら、乗合タクシー制度の更なる定着に努めてまいります。

 次に、安全・安心なまちづくりの推進のうち、農業用ため池のハザードマップにつきましては、本年度三重県により、市内のため池のうち、既にため池ハザードマップを作成している13箇所を除く119箇所のため池について浸水想定区域などの調査が実施され、その結果、新たに31箇所の防災重点ため池が確認されました。これらの防災重点ため池については、早期にハザードマップを作成する必要があり、この度県の補助事業としても採択されましたので、本議会に関係経費の予算補正を提案いたしております。
 一方、消防力の充実強化につきましては、先月15日に市内の事業所において、災害対応力の強化を目的に実災害を想定した大規模合同訓練を実施いたしました。当該事業所の自衛消防隊をはじめ従業員約1千人が参加し、通報・避難訓練に加え情報伝達訓練や消火・救助訓練を行い、亀山消防署と事業所との連携強化を図ったところであります。
 また、鈴鹿市と検討を進めてまいりましたはしご自動車の共同整備につきましては、先月17日付けで連携協約を締結したところであり、引き続き、来年度の整備に向け諸準備を進めてまいります。
 ところで、旧市営若草住宅において、去る7月20日に続き先月も連続して火災が発生したことから、その対応といたしまして建物解体作業が始まるまでの間、亀山警察署とパトロールを実施するなど警戒を行ったところであります。なお、先月発生した2件の火災につきましては、亀山警察署と協力しながら出火原因を調査中であります。

 次いで、自然との共生につきましては、本年度、国において森林環境譲与税が創設されましたが、引き続き既存の林野公共予算を確保するよう、先月開催されました近畿中国森林管理局管内国有林野等所在市町村長連絡協議会において、国に対し要望いたしたところであります。今後も、機会を捉え国及び県に対し森林・林業関係予算の確保を要望するとともに、間伐により森林の持つ公益的機能の向上及び森林資源の循環利用を推進してまいります。

 次に、歴史文化の継承・活用のうち、鈴鹿関跡学術調査事業につきましては、発掘調査において鈴鹿関の築地塀の存在を示す古代の瓦溜りが確認され、現在、調査成果等を取りまとめているところであります。今後は、国史跡の指定へ向け、年内に三重県教育委員会を通じて文化庁へ具申書を提出する予定であります。これと併せて、発掘調査現場での説明会を行い、広く市民の方々に調査成果をお知らせしてまいりたいと考えております。
 一方、歴史博物館につきましては、来月1日まで開催の第33回企画展「えっ、今日から武士じゃない!?」において、江戸時代の亀山の武士が明治という新しい時代に試行錯誤しながら自活・自立していく様子を展示し、多くの皆様に時代の大きな変化の中での亀山の歴史を知ってもらう機会を設けております。

2.健康で生きがいを持てる暮らしの充実

 続きまして、「健康で生きがいを持てる暮らしの充実」について、ご説明申し上げます。
 まず、地域福祉力の向上のうち、地域福祉力強化推進事業につきましては、今月15日にボランティア養成講座を開催し、地域におけるボランティア活動に対する市民意識の醸成を図りました。この講座の開催を契機として、引き続き地域課題の解決に向け、地域における助け合い・支え合い活動の促進に取り組んでまいります。
 また、今月1日には、中央コミュニティセンターにおいて、第15回亀山市社会福祉大会を開催し、社会福祉関係団体等の功労者表彰を行うとともに、日本ユニバーサルマナー協会から講師をお招きし、「ユニバーサルマナーから伝わる ふだんの くらしの しあわせ」と題したご講演をいただき、障がいのある方への心遣いなどについて再認識する機会となりました。
 一方、地域福祉の推進役として活躍いただいております民生委員・児童委員及び主任児童委員につきましては、厚生労働大臣からの委嘱状の伝達式を来月3日に開催いたします。この度の一斉改選におきまして、前回改選時の約半数の委員が交代されることとなり、定数も4名増加の102名となりました。退任される委員の皆様には、長年にわたる社会福祉へのご尽力に改めて感謝申し上げますとともに、新たに委嘱されました委員の皆様には、地域住民の相談・支援活動にご協力いただき、地域での助け合い・支え合いの担い手として期待をいたすところであります。

 次に、健康づくり・地域医療の充実のうち、先月1日から開始いたしましたかめやま健康マイレージ事業につきましては、チラシの全戸配布やケーブルテレビ等での告知、地域まちづくり協議会等での啓発活動などにより、広く本事業の周知を行いました。今後も、市民の健康づくりのきっかけづくりとその取組の継続を支える環境づくりを図るため、関係部署間で連携を図りながら事業の促進につなげてまいります。
 一方、医療センターにつきましては、地域包括ケアシステムを支える病床の充実を図るため、平成29年4月に導入した地域包括ケア病床は、昨年4月に4床増床し現在19床となっております。病院全体の病床機能を見直す中で、病床利用率が高く市民のニーズに合致した地域包括ケア病床を更に増床してまいりたく、本議会に関係条例の改正を提案いたしております。

 次いで、高齢者の地域生活支援の充実につきましては、健康都市として健康寿命を延ばすため、新たにフレイル(加齢により心身が老い衰えた状態)対策の推進が求められております。一般的に多くの高齢者の方がフレイル状態を経て、要介護状態に進むと考えられておりますので、ふれあいいきいきサロンや老人クラブ活動、食生活改善推進協議会の取組や健康づくり事業などと介護予防事業を一体的に展開していけるよう、検討しているところであります。

 次に、障がい者の自立支援と社会参加の促進につきましては、先月6日、総合保健福祉センターにおいて、本市を含む県内5市の医師や看護師、福祉・教育に携わる者の参画を得つつ、三重大学医学部附属病院及び三重病院が中心となり「にじいろネット研究会」が開催され、課題の検討や情報共有を行いました。今後も、医療的ケアを要する重症児・者とその家族が地域で安心して暮らしていけるよう、こうした多機関の連携を生かしてまいりたいと考えております。
 また、来月3日から9日までの障害者週間に併せて、市広報及びケーブルテレビを活用し、障がいや障がいのある人への関心や理解が深まるよう啓発を行ってまいります。また、来月13日及び14日に亀山市文化会館において開催される「三重県障がい者芸術文化祭」において、主催する三重県と連携・協力のうえ、芸術・文化活動を通じた障がい者の地域社会への参画を促進してまいります。

 次いで、スポーツの推進のうち、西野公園運動施設改修事業につきましては、去る8月の工事着手以降、野球場の既設天然芝等の撤去や防球ネットの設置等を進めており、計画どおり順調に進捗いたしております。今後は、外野人工芝の敷設やファウルポールの設置等を進め、本年度内の完成を目指してまいります。
 なお、土砂運搬距離の変更等に伴う工事請負契約の変更について、本議会に関係議案を提出いたしております。

3.交通拠点性を生かした都市活力の向上

 続きまして、「交通拠点性を生かした都市活力の向上」について、ご説明申し上げます。
 まず、企業活動の促進・働く場の充実につきましては、現在、民間産業団地「亀山・関テクノヒルズ」の新区画10区画のうち8区画へ5社が進出を決定し、そのうち1社が既に着工され、年内には更に1社が着工予定と伺っております。今後も、高速道路が結節する交通アクセス性やスマートインターチェンジに直結する産業団地などの本市の優位性を生かし、開発事業者等と連携を図りながら、亀山・関テクノヒルズの残区画への企業誘致を積極的に行ってまいります。
 次に、地域に根ざした商工業の活性化のうち、亀山市プレミアム付商品券の交付につきましては、先月1日から商品券の販売及び使用を開始いたしておりますが、本市の低所得者における購入引換券の交付申請割合は、全国平均並みの35パーセントとなっております。そのため、当該申請期限を来年1月17日まで延長し、一人でも多くの対象者の方に申請いただけるよう対応を図ったところであります。
 また、空き店舗等の解消による地域のにぎわいの創出を図る空き店舗等活用支援事業につきましては、井田川地区及び関地区における2件の出店に対し補助金の交付決定を行いました。今後も、亀山商工会議所や金融機関等との連携による創業支援ネットワーク「カメヤマ創業アシスト」により必要な支援を継続的に行うことで、市内での創業を促進してまいります。

 次いで、農林業の振興のうち、CSF【クラシカル・スワイン・フィーバー】(豚コレラ)対策につきましては、農林水産省がCSFワクチンの接種方針を決め、予防接種推奨地域として三重県を含む10県を選定したことにより、市内2箇所の養豚場におきましても、先月25日・26日の2日間で予防接種が完了いたしました。しかしながら、県内においても、依然として野生イノシシからCSFの陽性反応が出ておりますので、今後も三重県と連携しながら情報共有を図るとともに、予防対策を徹底してまいります。
 なお、四日市ポーククラスター協議会の中心的な経営体が実施する離乳舎建設に対し補助金を交付する畜産競争力強化対策整備事業につきましては、当該経営体がCSFの発生リスクを考慮し建設時期を来年度に見送ることとしたため、本議会に関係経費の予算補正を提案いたしております。
 また、獣害対策につきましては、今月13日に関南部地区まちづくり協議会が三重県主催の「獣害につよい集落等優良活動表彰」において、耕作放棄地の草刈り、道路沿いの雑木の伐採、有害鳥獣の捕獲等の取組が優良と認められ、知事表彰を受けられました。今後も、こうした取組を市のモデルケースとして、市内の他地域にも広げてまいります。

 次に、まちづくり観光の推進のうち、亀山7座トレイル整備・活用推進事業につきましては、亀山7座の山々の自然にふれあいながら、安全な登山の知識や技術を習得していただくため、本日、主に初心者を対象に登山講習会を開催し、来月7日には、講習会参加者に亀山7座の1つである臼杵ヶ岳に登山していただく予定であります。今後も継続的に登山講習会を開催し、亀山7座の魅力を体験いただけるよう取り組んでまいります。
 また、今月23日・24日の両日、ご当地グルメの発信により市のまちおこしに取り組む市民団体が兵庫県明石市で開催されました第11回B―1グランプリ全国大会へ出場いたしました。全国55団体のうち本県からは5団体が出場する中、本市は新たな取組として、学校法人享栄学園及び鈴鹿大学学生ベンチャー企業と連携し学生による応援隊を結成し出場団体を支援することで、本市の食の観光資源の発信と知名度向上を図ったところであります。

 次いで、広域的な交通拠点性の強化につきましては、来月21日に、中日本高速道路株式会社において建設が進められております新名神高速道路亀山西ジャンクションの名古屋・伊勢ランプウェイが完成し、同日午前7時から利用が可能となります。本市といたしましては、新名神高速道路と東名阪自動車道のダブルネットワーク機能が更に発揮されますので、それらを生かした企業誘致や交流促進につなげてまいります。
 また、鈴鹿亀山道路の整備につきましては、三重県により、先月23日から今月21日まで都市計画の案及び環境影響評価準備書の縦覧が行われ、また、今月15日には、総合保健福祉センターにおいて当該準備書の説明会が開催されました。当該道路は、高速道路網の利便性向上をはじめ、地域の活性化、災害時における道路機能の強化の観点から重要な路線でありますことから、引き続き三重県等と連携し、都市計画決定に向けた取組を行ってまいります。

4.子育てと子どもの成長を支える環境の充実

 続きまして、「子育てと子どもの成長を支える環境の充実」について、ご説明申し上げます。
 まず、安心して産み育てられる環境づくりの推進のうち、亀山市子育て世代包括支援センターにおきましては、授乳相談をはじめとして、産前・産後・育児の悩みなどについて助産師による相談事業を行っております。今後も市民の方々が気軽に相談できるよう取り組んでまいります。
 また、本年10月にスタートした幼児教育・保育の無償化につきましては、施設の確認や対象児の認定等の手続きも順調に進み、保育所、幼稚園及び認定こども園などの特定教育・保育施設で968人、子ども・子育て支援新制度へ未移行の幼稚園や認可外保育施設などの特定子ども・子育て支援施設等で  321人の合わせて1,289人の児童が対象となったところであり、引き続き適切な対応に努めてまいります。
 一方、放課後児童クラブ事業につきましては、川崎小学校区において民間事業者により、来年度の放課後児童クラブ開設に向けた準備が進められております。利用者ニーズが高い学校区での開設でありますことから、当該事業者に対し開設に向けた支援を行うべく、本議会に関係経費の予算補正を提案いたしております。
 ところで、令和2年度から5年間を計画期間とする第2期亀山市子ども・子育て支援事業計画の策定につきましては、亀山市子ども・子育て会議において協議を行いながら計画立案を進めており、このほど中間案を取りまとめたところであります。引き続き、具体的な施策を含め計画案を取りまとめ、パブリックコメント等を経て本年度内の策定を目指してまいります。

5.市民力・地域力の活性化

 続きまして、「市民力・地域力の活性化」について、ご説明申し上げます。
 まず、自立した地域まちづくり活動の促進のうち、地域まちづくり協議会支援事業につきましては、先月25日に、野村地区コミュニティセンターで平成30年度の地域活性化支援事業の報告会が開催され、地域まちづくり協議会相互間の情報共有が図られました。更に来年2月15日には、関文化交流センターにおきまして、地域まちづくり交流会の開催を予定し、現在準備を進めているところであり、こうした取組を通じ、地域まちづくり協議会活動に対する理解を一層深めていただける機会にしてまいります。
 次に、市民参画・協働の推進と多様な交流活動の促進のうち、市民活動支援事業につきましては、先月、市民協働センターにおきまして、市民参画協働事業推進補助金と協働事業提案制度の選定委員会を公開プレゼンテーションで開催し、来年度の事業計画に対して評価を行い、いずれも採択されたところであります。引き続き、協働についての周知と推進を図ってまいります。
 一方、市制施行15周年記念事業につきましては、来年1月11日の市制記念日において、市民の皆様と共に市制施行15周年をお祝いできるよう、市勢要覧の編集や市の歩みの動画の作成など、記念式典の挙行に向け鋭意準備を進めているところであります。
 次いで、共生社会の推進のうち、人権の尊重につきましては、来月4日から10日までの人権週間に併せて、来月7日には、亀山東小学校体育館において「ヒューマンフェスタin亀山」を開催いたします。講演会や中学生による人権作文の発表、高校生等による人権スピーチなどを予定しており、市民の方々が人権への意識を深めていただく機会にしてまいります。

6.行政経営

 続きまして、「行政経営」について、ご説明申し上げます。
 まず、財産・情報の適正な管理・活用のうち、証明書等コンビニ交付事業につきましては、令和2年2月からの証明書等のコンビニ交付の開始に向け諸準備を進めるとともに、併せてマイナンバーカードの取得促進にも努めているところであります。また、本事業の実施に伴い、より便利に証明書等の交付が受けられる環境となりますことから、令和2年4月の第2日曜日から日曜窓口の受付時間を午前8時30分から正午までに見直すことといたしており、円滑に移行できるよう周知に努めてまいります。
 また、新庁舎建設の推進につきましては、現在進めております亀山市新庁舎整備基本計画の策定に向け、先月から市民ワークショップを3回開催し、市民の方々から新庁舎について様々なご意見等をお聞かせいただいたところであります。これらのご意見も参考としながら、引き続き当該計画の策定に取り組んでまいります。
 一方、地区コミュニティセンター、亀山南小学校放課後児童クラブ等につきましては、令和2年度から指定管理者制度を適用するに当たり、このほど指定管理者選定委員会の意見を踏まえ候補者を選定いたしましたので、本議会に指定管理者の指定について提案いたしております。

 ところで、行財政改革につきましては、第3次亀山市行財政改革大綱について計画案の取りまとめができましたので、先般、亀山市行政改革推進委員会へ諮問し、現在審議が進められております。今後、当委員会からの答申やパブリックコメント等を経て、本年度内の策定を目指してまいります。

 なお、学校教育、生涯学習等、教育分野の詳細につきましては、後ほど教育委員会当局からご説明申し上げます。

 最後に、本年8月11日から11月10日までの一般会計及び各特別会計に係る3千万円以上1億5千万円未満の工事請負契約は、別紙のとおりでございましたのでご高覧賜りたいと存じます。

 以上簡単ではございますが、市政の現況についてのご報告及びご説明を申し上げました。何卒よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。