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平成31年3月定例会 産業建設分科会長報告(3月13日)

公開日 2019年03月27日

 産業建設分科会における審査の経過について、亀山市議会予算決算委員会内規第7条第5項の規定に基づき、下記のとおり報告いたします。
 去る8日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、13日に分科会を開催いたしました。担当部長から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第17号 平成30年度亀山市一般会計補正予算(第5号)についての内、当分科会所管分、歳出の「総務費」「総務管理費」「災害対策費」「木造住宅補強事業」の減額補正について、減額が2,400万円と非常に大きいが、当初20件を見込んでいたのが、実績は何件であったのかとの質疑があり、これについては、3件であるとの答弁でありました。
 次に、市の耐震化率の目標と現在の進捗状況について質疑があり、これについては、平成32年度までに90パーセントを目標としており、現在87.3パーセントであるとの答弁でありました。
 次に、耐震診断をしたら耐震補強をするということではないのかとの質疑があり、これについては、耐震診断の結果、所有者は補強するか除却するかを判断するが、今年度は除却する場合が多かったとの答弁でありました。
 次に、「農林水産業費」「林業振興費」「森林環境創造事業」の減額補正について、国の交付金、県の補助金の減額により市の事業も大幅に縮小されたとのことだが、国・県が交付金や補助事業の基準を変えたのかとの質疑があり、これについては、基準は変わっていないとの答弁でありました。
 次に、今年実施できなかった事業分は、来年度に継続して位置づけされるのかとの質疑があり、これについては、国の補助事業自体が減少傾向にあり、平成29年度から県民税も間伐事業に導入して事業面積を確保しているとの答弁でありました。
 次に、国の交付金や県の補助金が少なくなっても、市は予定通り事業を進めるのかとの質疑があり、これについては、来年度から、森林環境譲与税や市の単費での環境林の整備も含め、年間100ヘクタールを目標として事業を進めていくとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「道路橋梁費」「道路新設改良費」「和賀白川線整備事業」の減額補正について、当該事業に活用してきた合併特例債をどういう判断で駅前整備に振り替えるのかとの質疑があり、これについては、合併特例債の活用期限の平成36年度までに事業の完成は難しいと判断したとの答弁でありました。
 次に、他にも合併特例債を活用できる事業があるのではないかとの質疑があり、これについては、総合的に、和賀白川線の残事業より駅前の再生事業を優先しようという考え方であるとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「道路橋梁費」「道路新設改良費」「野村布気線整備事業」「工事請負費」の減額補正について、防球ネットの設置工事が不要となった経緯について質疑があり、これについては、ゴルフ練習場のネットが老朽化して修復不可能な状況であったが、今回、事業者と和解に至ったため、予算を減額するものであるとの答弁でありました。
 次に、事業者と和解ができなかった場合は、市で修復するために予算を計上していたのかとの質疑があり、これについては、道路に球が飛んできた場合は、道路管理者も何らかの手立てを講じなければならないという訴訟事例から、予算計上していたとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「住宅費」「住宅管理費」「空家等活用事業」の減額補正について、県からの補助金を全額返還する原因について質疑があり、これについては、県外から市内に住んでいただく人に対しての支援であり、イベント等で移住・定住のPR等をしているが、活用がなかったとの答弁でありました。
 次に、補助金の全額返還を毎年繰り返すことによる今後の影響について質疑があり、これについては、この補助金は、県が枠として持っており、事象が発生したときに、市に配分されるもので、早い段階でその枠がなくなった場合には補助が受けられなくなるとの答弁でありました。
 なお、委員からは、毎年予算を計上して全額返すのではなく、どうしたら活用してもらえるか、きっちり総括してもらいたいとの意見がありました。
 次に、「繰越明許費補正 追加」「土木費」「道路橋梁費」「野村布気線整備事業」について、占用企業との協議に時間を要し、繰り越しとなった理由について質疑があり、これについては、光ケーブルが埋設されており、移設の工法等の協議が長引いたことによるものであるとの答弁でありました。
 次に、「繰越明許費補正 追加」「土木費」「道路橋梁費」「交通安全施設費」について、入札が不調となった要因と今後の入札の見通しについて質疑があり、これについては、年度末であり、昨今のブロック塀の関係で人手が不足するなど、なかなか技術員が揃わなかったと聞いている。その後、入札は既に終えており、3月には完成するとの答弁でありました。
 次に、交通安全施設の内容について質疑があり、これについては、危険箇所点検や自治会要望によるもので、カラー舗装やカーブミラー、ガードレールの設置等であるとの答弁でありました。
 次に、「繰越明許費補正 追加」「土木費」「道路橋梁費」「橋梁長寿命化修繕事業」について、高速道路上の交通規制協議に日数を要した理由について質疑があり、これについては、名阪国道において、工事は市で行うが、交通規制は中日本高速道路株式会社が行い、他の自治体も関係があるため、配置がうまくいかなかったとの答弁でありました。
 次に、議案第19号 平成30年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について、歳出の「事業費」「建設改良費」「最適整備構想策定事業」の減額補正について、具体的な事業の内容について質疑があり、これについては、市内に農業集落排水が14地区あるが、供用開始後20年を経過しているところもあることから、ポンプや機械施設、管路等の機能診断を行い、長寿命化のようなグレードアップを図っていく事業であるとの答弁でありました。
 次に、議案第20号 平成30年度亀山市水道事業会計補正予算(第1号)について、資本的収入の「工事負担金」及び「一般会計負担金」の減額補正について、当初見込んだ工事は全部できたのかとの質疑があり、これについては、減額補正の要因は様々あるが、予定していた工事はできているとの答弁でありました。
 次に、議案第21号 平成30年度亀山市公共下水道事業会計補正予算(第2号)について、資本的支出の「建設改良費」「管渠整備費」「委託料」の減額補正について、職員が設計をしたことで委託料が不要になったとのことだが、当初予算を上げる時点で、そのような判断ができなかったのかとの質疑があり、これについては、当初は委託したいと考えていたが、今年度に入ってから課内で調整し、勉強の意味もあり、自力で設計をしたとの答弁でありました。
 以上、産業建設分科会の審査報告といたします。