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平成27年12月定例会 教育民生分科会長報告

公開日 2015年12月18日

 教育民生分科会における審査の経過について、亀山市議会予算決算委員会内規第7条第5項の規定に基づき、下記のとおり報告いたします。
 去る9日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、15日に分科会を開催いたしました。担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
議案第94号 平成27年度亀山市一般会計補正予算(第4号)について
の内、当分科会所管分、「総務費」「戸籍住民基本台帳費」「個人番号カード交付事業」の増額補正について質疑があり、これについては、顔認証システムを本庁と関支所にそれぞれ1台ずつ合計2台を導入するとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「社会福祉費」「団体支援事業」老人クラブ補助金の減額補正について、どのような補助金が出ているのかとの質疑があり、これについては、亀山市老人クラブ連合会に対する補助金と亀山市老人クラブ連合会に加入している各地区の単位老人クラブに対する補助金の2種類があり、単位老人クラブに対する補助金の額については、1クラブ当たり均等割として1万円、会員割として一人当たり350円を交付しているとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「児童福祉費」「一般事業」過年度国庫支出金返還金の増額補正と「母子生活支援施設措置費」の増額補正との関連について質疑があり、これについては、「母子生活支援施設措置費」は、今年度、措置が必要な方が増加したため増額補正となっているが、過年度国庫支出金返還金は、平成26年度の実績に基づいた国への返還金であるとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「児童福祉費」「放課後児童クラブ費」放課後児童健全育成事業補助金の増額補正について質疑があり、これについては、平成28年4月に東小学校区において待機児童が見込まれることから、新たに放課後児童クラブを新設するための開設補助金500万円と備品購入費60万円の上限額で計上しているとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「児童福祉費」「福祉医療費助成事業」の一人親家庭等医療費の増額補正について質疑があり、これについては、対象者が38名から69名に増加したことによるものであるとの答弁でありました。
 また、この医療費助成制度と貧困対策との関連について質疑があり、これについては、一人親家庭等医療費助成制度は県の制度で所得制限があるが、市が上乗せをして、掛かった医療費に対して助成するもので、貧困対策のために設けられた制度ではないとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「児童福祉費」「保育所費」「施設管理費」の増額補正について質疑があり、これについては、来年4月に開設する関認定こども園アスレの看板及び各保育室の看板の取り換えや修繕のための費用であるとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「児童福祉費」「児童センター費」「施設管理費」の増額補正について質疑があり、これについては、児童センター1階遊戯室の空調機の修繕料であるとの答弁でありました。
 次に、「衛生費」「保健衛生費」「予防衛生事業」予防接種委託料の増額補正について、予算計上の際に、インフルエンザワクチンが値上がりすることは把握できなかったのかとの質疑があり、これについては、インフルエンザワクチンが3種から4種に増えたことにより値上がりしたもので、価格の決定等についても遅れたことから、予算計上する段階で把握することは困難であったとの答弁でありました。
 次に、「教育費」「社会教育費」「一般遺跡調査事業」の増額補正について質疑があり、これについては、開発行為が実施される事前の段階で、遺跡の状態を確認するための試掘調査に関わる経費で、これまで11件調査を実施しており、今後予定している開発行為6件分の詳細確認調査委託料の増額であるとの答弁でありました。
 また、調査委託料は、施工者負担ではないのかとの質疑があり、これについては、試掘調査は市が開発行為に対して指導を行う上で必要なものであり、文化財保護法に基づき、市の責任で実施しているとの答弁でありました。
 次に、「教育費」「社会教育費」「亀山薪能開催費」の減額補正について、今回天候不良により、会場が西小学校グラウンドから文化会館に変更となったが、予算的にも設備的にも文化会館で実施した方が良いのではないかとの質疑があり、これについては、結果として文化会館でも十分に堪能いただけたと思うが、かがり火の下、亀山城の風情を楽しんでいただくことも目的の一つであるとの答弁でありました。
 また、西小学校グラウンドであればもっと大勢の方に観てもらえることから、天候のよい時期に開催できなかったのかとの質疑があり、これについては、今後の開催については未定であることから、薪能の特殊な演者との関わりや会場の問題は複雑であり、これらの意見も踏まえて検討していきたいとの答弁でありました。
 次に、議案第95号 平成27年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、「繰入金」「一般会計繰入金」について質疑があり、これについては、財政安定化支援事業繰入金及び保険基盤安定繰入金は国からの財政支援であり、財政安定化支援事業繰入金は事業費の確定により減額し、保険基盤安定繰入金は当初財政調整交付金で計上していたが、国の保険基盤安定の事業として支援されたため、一般会計から繰り入れを行ったとの答弁でありました。
 次に、議案第96号 平成27年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について、「諸支出金」一般会計繰出金について、前年度繰越金は一般会計に戻すのかとの質疑があり、これについては、国民健康保険事業特別会計では基金残高が少ないことや予算の編成上、一般会計には戻していないが、後期高齢者医療事業特別会計では、一般会計に戻す手続きをとっているとの答弁でありました。
 以上、教育民生分科会の審査報告といたします。