平成27年9月定例会　産業建設委員会委員長報告

　産業建設委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
　去る８日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査に当たるため、１１日に委員会を開催いたしました。
　まず、各議案ごとに担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
　はじめに、議案第６０号 亀山市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について、受益者負担金の額を定める際に、材料費等が上がっているが、単価を上げる議論はあったのかとの質疑があり、これについては、下水道使用料等検討委員会で検討していただき、第５負担区までの単価基準を基本とするが、消費税の引き上げや工事費等の増加も見込まれるため、建設工事費デフレーターを用いて今後の景気の動向や物価上昇を見極め、慎重に決定されたいとの意見書が提出されていることから、それらの試算も行った上で判断したとの答弁でありました。
　以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
　次に、議案第７１号 工事請負契約の締結について、一般競争入札ではあるが、入札が1者だけで競争があったと言えるのかとの質疑があり、これについては、亀山市に競争入札参加資格登録をしている業者は１１者あり、競争が無い中での入札ではなく、結果として１者のみの参加となったものであるとの答弁でありました。
　次に、入札のあり方について質疑があり、これについては、一般的に広く参加者を求めて競争を促すという意味では、一般競争入札が一番最適な入札方法だと考えているとの答弁でありました。
　次に、工事実施業者が設計をするということだが、チェック機能はどうするのかとの質疑があり、これについては、担当部署で行うが、し尿処理場専門のコンサルタントにチェックを含め委託することになっているとの答弁でありました。
　また、結果として競争になっていないことについて、一般競争入札の論理とはかけ離れているのではないかとの意見がありました。
　以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
　次に、議案第７３号 市道路線の認定について、
　　　　議案第７４号 市道路線の認定について、
　　　　議案第７５号 市道路線の認定について、
　　　　議案第７６号 市道路線の認定について、
審査の前に現場確認を行い、審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
　以上、産業建設委員会の審査報告といたします。