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平成27年9月定例会 教育民生委員会委員長報告

公開日 2015年09月25日

 教育民生委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 去る8日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査に当たるため、14日に委員会を開催いたしました。
 まず、各議案ごとに担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 はじめに、議案第57号 亀山市認定こども園条例の制定について、関認定こども園アスレの園児の募集について質疑があり、これについては、認定区分に関係なく一次募集より全市域からの申し込みを受ける方向で検討しているが、関小学校区の子どもたちを優先的に受け入れることとしている。また、十分に関小学校区の子どもたちには入園いただける見通しであるとの答弁でありました。
 次に、アスレを認定こども園に変更しなくてはならない理由について質疑があり、これについては、保育園・幼稚園の子どもが新しい制度の中で共に学び、定員の範囲内であれば1号、2号の異動等があっても対応が可能で、引き続き共に園生活を送れるという利点があるとの答弁でありました。
 次に、アスレには、保育園も幼稚園もあり、認定こども園に移行しやすいが、今後市内の認定こども園は、保育園、幼稚園のいずれを主体に考えていくのかとの質疑があり、これについては、認定こども園には4つのタイプがあり、今回の幼保連携型認定こども園を基本とするが、他の類型も可能性としてはあるとの答弁でありました。
 次に、市内の保育所を認定こども園に変更していくことは、施設の規模や老朽化等、物理的な問題があるが、これからの方向性について質疑があり、これについては、この5年間では新たな設置を考えているとの答弁でありました。
 次に、アスレの中にある子育て支援センターについて質疑があり、これについては、これまでと同様に運営していきたいとの答弁でありました。
 また、討論では、今、アスレをどうしても認定こども園にしなければならない必要性が感じられない、他のやり方があるのではないかとの理由から反対討論があり、採決の結果、原案のとおり、賛成多数で可決することに決定しました。
 次に、議案第59号 亀山市手数料条例の一部改正について、通知カード及び個人番号カードの再交付手数料の根拠について質疑があり、これについては、総務省からの事務連絡において、それぞれのICカード等の購入原価を考慮され示されたとの答弁でありました。
 次に、総務省の取り扱いでは、手数料を徴収しないことも可能となっているが、市として無料とする議論はなかったのかとの質疑があり、これについては、県内の各市町担当者によるワーキンググループにおいて徴収する方向で検討がなされたものであるとの答弁でありました。
 次に、カード紛失時の対応について質疑があり、これについては、本人がコールセンターに連絡するか、市町村の窓口に届け出ることで一時停止の措置を行い、なりすましやカードの不正利用を防ぐことができるとの答弁でありました。
 また、討論では、マイナンバー制度自体に反対であり、国民が心配している情報漏えいの危険性についても心配が払拭できるものではないとの理由から反対討論が、また、地方分権が進んでいく中で、市の特色を出していくことに関しては、これからは議論の対象にして欲しいとの意見を付けてこの条例には賛成するとの賛成討論があり、採決の結果、原案のとおり賛成多数で可決することに決定しました。
 以上、教育民生委員会の審査報告といたします。