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平成27年6月定例会 産業建設分科会長報告

公開日 2015年06月29日

 産業建設分科会における審査の経過について報告いたします。
 去る16日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、23日に分科会を開催いたしました。担当部長から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
議案第50号 平成27年度亀山市一般会計補正予算(第1号)についての内、当分科会所管分、「土木費」「野村布気線整備事業」について、企業補償の項目別金額については公開できないとのことだが、相手法人の財政状況がわかるものではなく、ある程度出せるのではないかとの質疑があり、これについては、市の情報公開条例の中でも、補償算定書は非公開情報として取り扱われており、今後の事業の妨げにもなるおそれもあり、公開できないとの答弁でありました。
 また、補償の内容がわからないと妥当なものであるのか判断することは難しいが、どのように考えているのかとの質疑があり、これについては、今後の同種事業の展開に様々な影響を及ぼすおそれがあり、議会、市民に可能な限りの説明をさせていただくが、運用については慎重に行う必要があるとの答弁でありました。
 次に、移転先の土地について、誰が購入するのか質疑があり、これについては、個人が所有している土地を事業者が購入するとの答弁でありました。
 次に、今回の用地交渉において、残地を買収するとのことだが、一般的な方法であるのか、また、買収後の活用方法はあるのかとの質疑があり、これについては、通常であれば買収は難しいが、今回、用地交渉の中で企業であるため残地の使い道がなく、市で購入してほしいとのことから公共用地の代替用地としての取得も含め、今後、土地開発公社理事会で検討していくとの答弁でありました。
 次に、補償費の補償額3億4,043万8千円と、債務負担行為の補償費3億3,943万8千円との差額100万円と土地借上料53万9千円及び工事請負費500万円の内容について質疑があり、これについては、長田池のほうから工事用仮設道路をつくるための立木補償費、土地借上料、工事請負費であるとの答弁でありました。
 次に、後期基本計画第2次実施計画の中で2年ずつ竣工が伸びているが、平成29年度に竣工する目途はたっているのかとの質疑があり、これについては、長田池の関係もあり、平成29年度に竣工することは難しいと判断しているが、合併特例債を活用するため、平成30年度までには解決をしたいとの答弁でありました。
 次に、長年の懸案事項であった本事業が、当局の努力によって進展したことは評価するが、すべての解決には至っておらず、今回の補償の基準は、他の解決していない事業所の買収とも整合を図る必要があり、補償内容について公開できる部分については公開するべきであり、条件についても早急に精査すべきであるとの意見がありました。
 次に、産業振興奨励制度について、公共事業については適用されていないため、優遇措置について抜本的な見直しを行うべきではないかとの質疑があり、これについては、従来から再構築を目指して検討を重ねており、引き続き制度の見直しを進めていくとの答弁でありました。
 以上、産業建設分科会の審査報告といたします。