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平成27年6月定例会 産業建設委員会委員長報告

公開日 2015年06月29日

 産業建設委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 当委員会は、16日の本会議で付託のありました議案の審査に当たるため、23日に委員会を開催いたしました。
 まず、各議案ごとに担当部長から説明を受けた後、質疑に入り、審査を尽くしました。
 はじめに、議案第49号 亀山市営住宅条例の一部改正について、新たに借り上げる新築の民間住宅3箇所について、職員が現場確認の際に問題があると認識しなかったのか、また、選定委員会は現場確認をしたのかとの質疑があり、これについては、職員が現場確認し、坂やよう壁については問題はないと判断し、選定委員会は写真で確認したとの答弁でありました。
 次に、市内の市営住宅で急な階段や勾配がある市営住宅はあるのか、また、今回、新築の民間住宅を活用する手法をとり、土地を選べたにもかかわらず、なぜこのような土地が選ばれたのかとの質疑があり、これについては、現在ある市営住宅の中では急な階段や勾配のあるところはなく、今回の物件については、地形的に非常に厳しいところだと認識しているが、近隣に幼稚園や小学校、商業施設等があり、子育て世代、若い世代にとっては便利なところであることを意識して選定した。今後はチェックリストの項目を追加するとともに、事業手法については、しっかり見極めて検討していくとの答弁でありました。
 次に、野村や亀田など、すでに老朽化したため取り壊し、更地にしたところを活用することは考えなかったのかとの質疑があり、これについては、既存の市営住宅用地の活用は一つの方法としてはあがっていたが、土地の売却という考え方もあり、今回は民間の活用となったとの答弁でありました。
 なお、民間から新築住宅を借り上げるというケースは初めてであり、今回がモデルケースにならないよう、問題についてはきっちり見直すよう意見がありました。
 また、討論では、高齢者や障がい者など様々な方が入居することを前提とする市営住宅において、急な階段や勾配のある土地を市営住宅として提供することは問題があること、さらに、選定過程において、選定委員会が現地を確認していないことや市が所有している市営住宅跡地の活用について検討されずに進められたことから反対討論があり、採決の結果、原案のとおり、賛成多数で可決することに決定しました。
 次に、議案第52号 市道路線の認定について及び議案第53号 市道路線の認定について、審査の前に現場確認を行い、審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
 以上、産業建設委員会の審査報告といたします。