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平成27年6月定例会 総務委員会委員長報告

公開日 2015年06月29日

 総務委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 当委員会は、16日の本会議で付託のありました議案の審査に当たるため、25日に委員会を開催いたしました。
 まず、各議案ごとに担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を尽くしました。
 はじめに、議案第45号 亀山市総合計画条例の制定について、条例第11条ただし書きによって議会の議決から除外する軽微な変更とはどのようなものかとの質疑があり、これについては、字句の訂正や名称の変更などを想定しており、それら以外の計画の変更はすべて議会の議決を経て進めるとの答弁でありました。
 次に、条例中に「軽微な変更」の範囲について定める必要があるのではないか、または、基本構想の変更等については全て議会に諮るという趣旨であるならば、「軽微な変更」の字句を削除すべきではないのかとの質疑があり、これについては、「軽微な変更」は、単なる字句訂正や名称変更以外のものは想定していないことから特段の定めをしていないものであるが、「軽微な変更」の文言は、10年間の計画期間の中では軽微な変更も想定されることから必要であるとの答弁でありました。
 次に、条例第3条及び第4条において総合計画の策定義務と最上位計画としての位置づけが規定されていることと、市長マニフェストが総合計画より優先するという本会議での答弁は矛盾するとの質疑があり、これについては、市長のマニフェストの中で総合計画と整合しない部分が出てきた場合には、整合を図るため、総合計画の変更を議会に諮る必要があるとの答弁でありました。
 次に、総合計画審議会の委員の選出区分である公共的団体等にはどのような団体が含まれるのかとの質疑があり、これについては、自治会連合会、婦人会連絡協議会、社会福祉協議会や商工会議所などであり、PTAなどの代表者は、その他市長が必要と認める者の区分で想定しているとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、賛成多数で可決することに決定しました。
 次に、議案第46号 亀山市まちづくり基本条例の一部改正について、総合計画条例にまとめることはできないのかとの質疑があり、これについては、まちづくり基本条例には、基本理念や基本原則等まちづくりの推進に係る事項が規定されているので、総合計画条例の制定をもって廃止することはできないとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、賛成多数で可決することに決定しました。
 次に、議案第47号 亀山市税条例等の一部改正について、わがまち特例の軽減率の適用と適用施設の取得時期について質疑があり、これについては、平成27年4月1日から平成29年3月31日までの間に取得した施設に対して、平成28年度以後の年度分から軽減税率を適用するとの答弁でありました。
 次に、紙巻きたばこ旧3級品の税率を引き上げることの改正理由について、市の条例としての改正理由を示せばよいのではないかとの質疑があり、これについては、今回の改正はあくまでも地方税法の一部改正に伴ってその趣旨を踏まえたものであるとの答弁でありました。
 次に、たばこ税の税収について質疑があり、これについては、たばこ税約3億6千万の内、旧3級品は約700万円で、これが約2倍弱値上げされるとの答弁でありました。
 次に、現在亀山市には、わがまち特例について該当はないとのことだが、今後制度を活用していく考えはあるのかとの質疑があり、これについては、今後様々なまちの整備をしていくうえで、この制度に合致していく事業を行う可能性もあるため、現段階で条例の整備をしておくとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
 次に、議案第48号 亀山市都市計画税条例の一部改正について、都市計画税の使途が明確に見えてこないとの質疑があり、これについては、都市計画税は道路、下水道、廃棄物の処理といった生活環境の整備のため運用しており、今後も的確に、都市計画事業等に対して長期的な展望と全市的な視野にたって運用していきたいとの答弁でありました。
 次に、わがまち特例の改正について確認の質疑があり、これについては、市税条例の改正と同様、今後、亀山市が該当した場合、すぐさまその税率が適用できるよう改正するものであるとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
 次に、議案第51号 財産の取得について、議会の情報発信の充実を図るため、亀山市議会映像・音響設備等を取得するもので、審査の過程では質疑はなく、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
 次に、議案第54号 専決処分した事件の承認について、地方税法等の一部を改正する法律等の公布に伴い、亀山市税条例等の一部改正をしたもので、3月31日付けでの専決処分であるが3月定例会に間に合わなかったのかとの質疑があり、これについては、地方税法等の一部を改正する法律が3月31日に施行されたことから3月定例会には間に合わなかったとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で承認することに決定しました。
 次に、議案第55号 専決処分した事件の承認について、地方税法等の一部を改正する法律の公布に伴い、亀山市都市計画税条例の一部改正をしたもので、審査の過程では質疑はなく、採決の結果、原案のとおり、全会一致で承認することに決定しました。
 以上、総務委員会の審査報告といたします。