このまちに楽しいところが無いんじゃない。楽しいところは自分たちでつくるもの。
それができるまちの雰囲気が、このまちの良さだと思う。
初めての土地で不便さを感じたからこそ、新しいことにチャレンジした
Q.亀山で暮らすことになったきっかけ、暮らしてみて感じるところを教えてください。
4年前、結婚を機に夫の実家がある亀山市で暮らすことになりました。
移り住んできた当初は自宅の周りの道を覚えようと歩いてどこまで行けるか試してみましたが、やっぱり車がないと不便だと感じました(笑)。なかなか遊ぶところも無い、どこで仕事をしたらいいか分からないという環境の中、自宅教室をやろうと決意して、ポーセラーツとキャンドルの資格を取りました。今となっては、不便さがあったからこそ、新しいことをやり始めたんだろうなぁって思います。
いろいろなものが亀山にあつまる場をつくると、そこに人が集まった
Q.不破さんが主宰する「かめまる」の活動について教えてください。
「かめまる」は、『かめやまに食べ物・雑貨・体験があつまる物産展』の略称で、毎月2日間、月末の火曜日と水曜日に市文化会館中央コミュニティセンターで開催しています。
別のイベントの出店を通じて元々つながりのあった長井さんといっしょに、何かして遊ぶところが無いんだったら、自分たちで楽しいことをやろうと平成29年4月から「かめまる」を始めました。物産展だからこそ、いろいろなものが集まって欲しいと思ったとき、これまで出会ってきた人のつながりや縁のおかげで、平日の開催にもかかわらず、1回当たりおよそ50店舗の出店者を集めることができています。そして、来場していただいた方には、日替わりで、いろんな食べ物や雑貨、体験を楽しんでいただいています。
私と同じように結婚を機に亀山へ移り住んできた人が、よく土地も分からない中、人が集まっているからっと言って「かめまる」に遊びに来てくれました。
いつもあなたのそばにある、楽しい「かめまる」をこれからも届けます
Q.「かめまる」の活動やプライベートなど、これからの目標を教えてください。
「かめまる」をもっと大きくして、幅広い世代の方や、市内外の方にもたくさん来てもらえるような場にしたいと思います。毎月楽しみにしてくださる方のためにも、毎月2日間は欠かさずやっていきます。
「かめまる」は、人と人とのつながりが生まれる場でもあると思います。「前回一緒でしたね」、「去年会いましたね」って話しながら参加者同士がつながって、新しい友達をつくるきっかけにもなっています。
私自身は、今後も自分が楽しいと思うことを続けていきたいと思います。そして、「かめまる」に来てくださるお客さんや、参加している出店者もその場を生き生きと楽しんでほしいです。亀山に嫁いだ自分の関われる範囲で、このまちを良くしていきたいと思っています。
2018年 06月 26日取材
※情報は取材時のものです。