吉崎さんメイン

「親子の絆、地域の絆を、食を通して深めていける場になるように」と願い、
素材を活かした簡単な、毎日のごはんづくりについてお伝えしています。

吉崎さんプロフィール

プロフィール

吉崎直子さん

出身 / 三重県四日市市

移住地 / 川合町


子育ては一人でするものではないことを実感!

Q.移住後の亀山市での生活について教えてください

結婚後、主人の実家のある亀山市に移住して暮らしています。周囲には昔からの知り合いもいなくて、関わるのは同世代の子育て中の方がほとんど。ほかの子どもたちと比べて、なぜうちの子は手がかかるんだろうと悩んでいました。そんな時、学校の先生や地域の年配の方々が「大丈夫だよ」と声をかけてくださり、親身になって助けてくださいました。私は「子育ては一人でするのではない!地域で育てていくものなんだ」と実感するのと同時に、「母として私が子どもにしてあげられるのは、穏やかに過ごせる場所と、ごはんをつくること。そして地域の人間として、支えてくださった地域に恩返ししていきたい」と考えるようになりました。

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子育て講座をきっかけに、食の安全性を考えるように

Q.亀山市の子育て環境について教えてください

子どもが幼稚園に通っていた頃、園に紹介していただいた公民館講座「子育ての宝箱」に参加し、食の安全性について学びました。そこで、専門家の間では食べてはいけないとされている食材が市販されていることを知り、衝撃を受けました。「子どもの食について、母親自身が考えるきっかけとなる場をつくりたい」と考えていた頃、亀山市の職員の方に、子育て中の親子を対象にした月1回程度のサロン活動があり、その活動に対して支援が受けられることを教えていただき、子育てサロン「みつまま」を立ち上げました。亀山市には、地域の核となって活動しようとしたとき、しっかりと支えてくださる市の体制があること、そして快く集まってくださる方々がたくさんいることを感じ、とても心強く思いました。

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母親同士をつなぎ、食について学ぶサークルが誕生

Q.どんな思いで子育てサロン「みつまま」を立ち上げましたか?

まずは、食が子どもの心身を育むこと、また、方法さえ分かれば料理は簡単で楽しいことを実感してもらいたい。そしてさらに、さまざまな世代の子どもを持つ母親が集まることで、悩みを相談したり、情報交換したりできる場をつくりたいという思いから子育てサロン「みつまま」を立ち上げました。毎日料理をしているお母さんたちは、本当にすごいですよ。小さい子どもにも手伝ってもらいながら、あっという間に仕上がっていくんです。子育てと同じで、ここでも一人で頑張らなくても、皆ができることを少しずつ助け合えば大きな力になるんだ、と改めて実感しています。

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食を通して、地域がつながる仕組みをつくりたい

Q.これからの目標を教えてください

夢は、“さまざまな年代の方がずっと輝ける地域づくり”です。例えば、親が不在の間は、年配の方に子どもたちを見守っていただく。また、亀山市は野菜がたくさん採れるのですが、余った野菜を持ち寄って皆で調理をして一緒に食べる。そんなコミュニティが亀山のあちこちにできていくことを願っています。そして、路線バスがコミュニティや公共施設の間をつなぐことによって、地域がもっとつながっていくといいなと思っています。今後も「食」を通じて、地域の人がつながる活動をしていきたいです。

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2017年 01月 23日取材
※情報は取材時のものです。

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