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6月議会補正予算について

公開日 2014年12月18日

更新日 2014年12月18日

 亀山市議会6月定例会に提出する議案につきましては、条例関係6件、補正予算関係2件、その他1件、報告関係7件と工事請負契約2件でございます。

 6月補正予算の編成に当りましては、これまでの本市の財政基盤を支えてきた市税が、現下の経済危機を反映して減収となる厳しい状況も踏まえながら、「選択と集中」を基本姿勢に、暮らしの質を高める政策に重点をおき、私のマニフェスト「3つの戦略プロジェクトと新生亀山モデル7つのカタチ」のうち優先度が高く早期に実施すべきと判断した施策などを予算計上いたしました。

 一般会計の補正額は、歳入歳出それぞれ12億2,237万8千円を追加して、補正後の予算総額を207億396万2千円といたし、平成20年度の当初予算と比較しますと24億1,663万8千円、率で10.5%の減となっております。市税については、20年度当初予算より10億3,000万円、率にして7.1%減の134億9,760万円となっております。

 さて、6月補正に係る新規事業は、23事業です。その一覧は資料の9ページと10ページに掲載しておりますのでご覧ください。この中で、主なものは、22番の「中学校卒業までの医療費の無料化」です。子育て支援体制をより充実するため、助成対象年齢を中学校の卒業年齢である15歳まで引き上げ、子育て世代の経済的負担を軽減したいと考えています。なお、この事業は、10月実施を目指しています。
 また、本市の市民文化力向上のため、その取り組みを体系的に整理して施策の方向性を明らかにし、本市が取り組むべき基本的な方針づくりを行う、23番「文化振興ビジョン」の策定に取り組みます。
 さらに、8番「食育推進・健康増進計画」を策定し、政策公約である「健康でおいしい街・食プロジェクト」の実践に繋げたいと考えております。
 また、懸案でありました、東の玄関口である井田川駅前の再生のための、2番「井田川駅前整備計画」の策定に取り組みます。
 このほかの主な事業につきましては、総合計画の基本施策の大綱別にご説明申し上げます。資料の7ページをご覧いただきたいと存じます。


 まず、「美しい都市環境の創造と産業の振興」では、2番 ふるさと雇用再生特別交付金事業を活用し、亀山市観光協会と協力して、人材確保に取り組み、さらに交流を盛んにする「まちづくり観光推進事業(762万円)」に、5番 一戸建て住宅の取得を支援し、定住を促進する「かめやまライフサポート事業(1億4,520万円)」に取り組みます。
 二つ目の「市民参画・協働と地域づくりの推進」では、4番 外国人のために、より生活に密着した情報を発信するため「国際化推進事業(291万円)」に取り組みます。
 三つ目の「III健康で自然の恵み豊かな環境の創造」では、1番 市内事業者の環境保全の取組みを支援するため「環境管理システム認証取得支援事業(150万円)」に、5番 地域農業を支える担い手の育成などを行い、農業経営の安定・活性化に繋げるため「就農支援モデル事業(394万円)」に取り組みます。
 四つ目の「交通ネットワークの形成」では、3番 市が管理する橋の安全性を確保するために「橋梁長寿命化修繕計画策定事業(1,500万円)」に、4番 既存バス路線の事業評価などを行う「新地域生活交通再編事業(910万円)」に取り組みます。
 五つ目の「生きがいを持てる福祉の展開」では、2番 鈴鹿峠自然の家に反射望遠鏡を備えた天文台を設置する「天体観測設備整備事業(7,433万円)」に取り組みます。
 六つ目の「次世代を担う人づくりと歴史文化の振興」では、3番 中学校に市単独で教職員を配置し、授業の改善と生徒の学力向上に繋げるため「少人数教育推進事業(766万円)」に取り組むとともに、7番 大規模地震に対応した施設整備とするため「亀山東幼稚園改築事業(2,260万円)」に2ヵ年かけて取り組み、この事業の総額は、3億4,900万円となります。
 七つ目の「VII行政経営」では、3番 行政評価システムをバージョンアップするため「行政評価システム事業(125万円)」に取り組みます。
  なお、5月の人事院勧告を受け、その趣旨及び社会情勢を踏まえ、本市におきましても、この勧告に準じた取扱を実施すべく、本議会に関係条例の一部改正案を提案させていただきました。

<質疑>

質問:橋梁長寿命化修繕計画策定事業は、どのような橋が対象になるのか。
回答:市が管理する橋梁のうち、長さ15メートル以上の99橋が対象で、補強が必要な橋については、今年度において点検調査をします。

質問:今回の補正予算で、マニフェストに掲げた内容は、どの程度実現できるのか。
回答:すぐに取り組むもの、一年以内に取り組むもののうち、直接ではないが、考え方を取り入れたものなど、7割程度を組み込んでいます。

質問:小中学生医療費無料化事業で、現状はどうなっているのか。また新規対象者は何人か。
回答:現状では、所得に関係なく、小学校入学前の児童の医療費が全額無料になっています。今後は、中学校を卒業する年齢(15歳)まで無料となり、新規で約3,900人が対象になります。

質問:就農支援モデル事業とはどういうものか。
回答:地域農業を支える担い手の育成・確保に向けて、県の農業大学校に入校するものに対して学費の助成を行うほか、耕作放棄地の再利用や、地域特産品の発掘・研究への取り組みに助成を行うものです。

質問:少人数教育の推進は、具体的にどうするのか。
回答:30人学級の実現に向け、市内2つの中学校に段階的に期限付きの講師の配置を行っていき、きめ細かな教育の環境をつくっていきます。

質問:かめやまライフサポート事業とは具体的に何か。
回答:旧JR宿舎を取得し改修を行い、市内で一戸建て住居を取得しようとする方を対象に入居していただきます。そして一定の家賃をいただき、退居時に奨励金をお渡しすることで、市内への定住化の促進を図るものであります。

質問:国際化推進事業は何を行うのか。
回答:日本語教室が開講10年を迎え、これまでに400人を超える方に受講していただいています。節目の年として記念事業などを組み込みたいと考えております。

質問:今回の補正予算に対する市長の思いをお聞きしたい。
回答:亀山市の未来に向かって、そのための準備として、新たなまちづくり、特に暮らしの質を高めていく思いを強く持っており、その思いの一端は、今回の補正予算に確実に組み込むことができ、暮らしの質を高めていく転換期のスタートになればと思っています。

 

定例記者会見資料[PDF:174KB]

 

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