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加太保育園野外体験保育(平成30年8月)

公開日 2018年09月28日

更新日 2018年09月28日

(今月の記事)
・8月  1日(水) 大量の鹿の骨が…亀を助けて宝島を発見!
・8月  2日(木) 鹿の骨格標本づくり
・8月  6日(月) 小学校って楽しいな~(加太小での模擬授業)
・8月10日(金) MieMuの博士へお手紙
・8月20日(月) そうめん流しの竹取りに挑戦!
・8月22日(水) 地域の方と楽しい夏祭り&博士来園!

 

平成30年8月22日(水) 地域の方と楽しい夏祭り&博士来園!

アイスクリーム ください! レストランでジュースをどうぞ!

今年の夏祭りは、年長児がアイスクリーム屋さんをして、年下の友達を招待したいと張り切っていました。
看板やレジ、メニューの内容など、年下の友達にびっくりさせたいと、見つからないように一生懸命作っていました。夏祭りの日は、年長児がお店の人やウエイトレスになって、「いらっしゃいませ」、「何にしますか?」、「お待たせいたしました~」などと、威勢のよい掛け声をあげていました。

年下の友達も、お母さんやお父さんに連れられて、アイスクリーム屋で嬉しそうに会話を楽しむ姿が見られました。

メロンかき氷ください 初体験のそうめん流し

夏祭りの日には、地域の方やおじいさん、おばあさんたちが、子どもたちに楽しんでもらおうと、かき氷屋さんやそうめん流しの準備から、意気揚々と地域の子どもたちのために張り切ってくださいました。
そうめん流しでは、流れてくるそうめんを上手く取れなかった子も、初めて挑戦した子も、お家の人に教えてもらいながら、だんだんと上手に取れるようになっていました。

子どもたちだけでなく地域の方も、「楽しかったね!」、「来年もしょうや!」などと言っていただき、園児と一体となって楽しんだ夏祭りでした。
 

学芸員の骨の話に夢中 左右の下あごがビッタリ合うよ

そして、夏祭りの日、三重県立博物館の学芸員さんが加太保育園に来てくださいました。
これは、先日年長児がMieMuの博士(学芸員)に手紙を送ったとき、手紙の中にこの日の博物館のチケットを入れたことによるものです。
博士は返事をくださり、分からなかった骨は仙骨と首の第一関節であると、写真付きで詳しく分かりやすく教えてくださったほか、「ぜひ私も博物館に行きたいと思います」と書いてくださったのです。子どもたちは「わーい!博士が来てくれるの!!」と大喜びで、来園を楽しみにしていました。
約束どおり、博士が来てくださり、「博士が来てくれた!!」と大喜び。博士は実際に鹿の骨を手にとって、子どもたちや保護者、地域の人に分かりやすく骨の説明をしたり、子どもたちの質問に答えてくださいました。一目見て、何でもわかってしまう博士に”すごい!”と、子どもたちは憧れのまなざしで話を聞いていました。骨についての知識が深まり、子どもたちの知的好奇心がさらに高まったように思います。

博士、本当にありがとうございました!秋にMieMuに遠足に出かけたいと思っています。そのときはまたよろしくお願いします。

 

平成30年8月20日(月) そうめん流しの竹取りに挑戦!

竹切りに真剣な年長児  竹取りを応援する乳児組

竹林から竹運び  「ワッショイ!」のかけ声で竹運び

竹のふち取りに挑戦! 1歳児もスイカ割りに挑戦!

そうめん流しの準備のため、地域の方の協力を得て、宮司さんの竹林の竹をいただきに行きました。
大きな竹を切る挑戦もさせていただき、年長児は真剣そのものでした。

乳児の友達は、応援うちわで「がんばれ!」、「がんばれ!」と応援してくれました。その後、重たい竹を園児全員で「ワッショイ!」、「ワッショイ!」と掛け声を出して運んでいると、家の中にいた方も、子どもたちの大きな掛け声に驚いて玄関先に出て、その姿を見守ってくださいました。

園に戻ると早速子どもたちは、竹の節取りにミノやカナヅチを使って挑戦しました。これで、そうめん流しの竹は完成です。

がんばって竹を運んだご褒美に、地域の方からスイカをいただきました。
ビニールの中で割れるように衛生的に配慮もしていただいてあり、全員がスイカ割りを経験した後は、地域の方と一緒においしくいただきました。ありがとうございました!!

 

平成30年8月10日(金) MieMuの博士への手紙

謎の骨  博士に手紙を書いたよ

博士から返事が来ますように

鹿の骨格標本づくりで、図鑑を見ても分からなかった二種類の骨。「胸の骨かな?」「頭の骨?」「尻尾の骨とちがう?」などなど・・・。
憶測が飛び交う中、担任が「じゃ、MieMuっていう三重県の博物館に骨の博士がいるかもしれないから、手紙を書いて聞いてみる?」と問いかけると、「書きたい!」即答の子どもたち。目を輝かせながら、早々に手紙を書きました。”これは何の骨ですか?”と手紙に子どもたちが一生懸命書きました。手紙に写真も同封し、みんなでポストに入れました。
「博士から手紙が届きますように…」とお祈りする子どもたちの姿・・・。お返事返ってくると良いね!

 

平成30年8月6日(月) 小学校って楽しいな~(加太小での模擬授業)

 校長先生の話  教頭先生と工作

来年の4月には、年長組は小学生です。小学校生活への不安を和らげ期待がもてるよう、今年も小学校の先生方にご協力いただき、模擬授業を行いました。
子どもたちは、みな目をキラキラ輝かせ、いつもより背中をぴんと伸ばして椅子に座っていました。
校長先生や教頭先生から、小学校での話し方や声の大きさなど、小学校生活に必要なことを教わりました。また、楽しい魚の工作や、『かわいそうな象』の絵本を読んでいただき、少し早い小学校生活を体験できました。

園への帰り道、「楽しかったなぁ~」と満足した言葉や、にこにこ笑う嬉しそうな表情の子どもたちでした。

 

平成30年8月2日(木)鹿の骨格標本づくり

 鹿の骨格標本  博物館チケット

先日、川探検で発見した鹿の骨を園に持ち帰り、博物館をつくりたい!ということになり、まずは、骨にたくさん付いていた砂をきれいに洗いました。
その後、骨がばらばらになっていたので、同じ種類を集めて分類し、図書館で借りてきた鹿の骨が載っている図鑑を見ながら、これはどこの骨か、みんなで推理しました。

図鑑をじっくり見て、「これは首や!」、「これは肩甲骨!」など次々と解明され、子どもたちはブロック遊びでもしているかのように、感覚で骨と骨がはまる場所を見つけていきます。ほぼ全ての骨が解明され並べていくと、骨格標本ができあがり、「お~!」という歓声が上がりました。

すると子どもたちからは、「博物館の名前何にする?」、「え~っと”青組研究所博物館”はどう?」、「かっこいい!」ということで、名前は青組研究所博物館に決まりました。
「これを今度の夏祭りで、保育園のみんなやお母さんたちに見せたい!」という声もたくさん挙がり、夏祭りで披露することに…。「じゃ、チケットつくろう!」、「ライト照らしたらどう?」など素敵な意見が出ました。
楽しい夏祭りになりそうです。

鹿の骨格の図鑑だけでなく人間の骨格の図鑑も見ることで、判明した骨もありました。動物や人間の体がどのようにできているのか知る良い機会になったと思います。

 

平成30年8月1日(水) 大量の鹿の骨が…亀を助けて宝島を発見!

カニがいたよ!  石だと思ったら亀だったね!

今日は、まだ行っていなかった下流へ向かって川探検に出発し、ラズベリーの木があるところで少し遊びました。体を浮かばせて泳いだり、サワガニを探したり・・・。3匹の可愛い赤ちゃんガニも見つけました。

その後、しばらく下流へ向かって歩いていると、一人が「先生、これ何?」と聞いてきました。石の間をよく見ると、「あれ?これ、亀じゃない?」と持ち上げ、ひっくり返してみると、石亀でした。
(あとで調べてみると、石亀は準絶滅危惧種に指定されているほど、日本で数が少なくなっているそうです。そんな貴重な亀に出会えたことも奇跡!)
しばらくすると亀は、”にょきっ”と、顔も見せてくれました。目が大きくて何とも愛らしい顔…。「かわいいねぇ」とじっくり観察していました。そして「そろそろ、逃がしてあげようか」と、やさしく川へ逃がしました。

「やさしくしてあげた亀さんが、後でみんなを竜宮城へ連れて行ってくれるかもね…」と、話していたとき、その先に少し大きな砂地を発見。川を渡って砂地に向かいました。

骨探し  骨の宝島だ!

砂地には少し大きな穴が開いてある場所があり、そこに無数の鹿の骨があるのを子どもたちが発見!!

「すごい!鹿の骨や!」「これは、亀が僕たちに教えてくれたんや」、「ここは宝島や!」と子どもたちから興奮した声が聞かれました。
「ひよこ組さんや赤組さんに見せてあげたい!」、「博物館をつくりたい」という提案が子どもたちから次々と出て、みんなで持って帰ることにしました。

鹿の骨を持って帰る子どもたちの何とも誇らしげな顔…。大きな冒険をして宝を持って帰るような気持ちだったのかもしれません。

一匹の亀との出会いから、宝島の発見へ…。川探検は何に出会い、何が起きるか分からないドキドキ感に大きな面白さがあり、川遊びの醍醐味であると感じます。
帰り道、何度も何度も「楽しかったなぁ~」と言っていた子どもたち。
今回も誰にも予想できないドラマチックな展開となり、子どもたちも保育者も忘れられない思い出になりました。

この貴重な体験を、次の博物館、骨格標本づくりなど、子どもたちの思いにつなげていけたら…と思っています。

 

 

 

 

 

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