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文化財

公開日 2014年11月23日

更新日 2021年03月22日

無形文化財

亀山藩御流儀心形刀流武芸形(かめやまはんおんりゅうぎしんぎょうとうりゅうぶげいがた)

 

[昭和50年3月27日 県指定]亀山藩御流儀心形刀流武芸形
心形刀流は、妻片鎌寿斎について学んだ伊庭是水軒秀明が自分の創意を加味して、天和2年(1682年)に始めました。その後、伊庭道場で奥義を学んだ亀山藩士山崎雪柳軒により、道場として元治2年(1865年)には武道場の設立が計画され、「亀山演武場」が現在の南野町に設けられ、心形刀流は亀山藩御流儀として、藩主以下、多くの藩士が入門しました。明治15年には旧二の丸に移築され、その後、亀山神社境内に移されました。現在では、心形刀流は亀山だけに残され、心形刀流保存赤心会により、綿々と伝えられています。

傘鉾(かさぼこ)(野村4丁目4-65)

 

[昭和27年10月10日 市指定]傘鉾
当初は能牟良神社の祭礼でしたが、現在は合祀により、忍山神社に伝えられます。傘鉾は、大竹で作った径約1.5m、高さ約4mの大傘の一対に五色の紙を貼り、その先端に大御幣を取り付けたもの。10月中旬の大祭には数人の青年や厄年の人が傘鉾を捧げ町内を渡御するが、傘鉾の先端に取り付けられた御幣や色紙を氏子たちが争って奪い合うため、一巡すると骨だけの姿になります。奪い合った五色の紙は、各家庭の神棚に供えられ、お守りとしてその年の家内安全と五穀豊穣を祈ります。

かんこ踊り(川合町)

 

[昭和38年12月23日 市指定]かんこ踊り(川合町)
羯鼓踊とも呼ばれ、約700年前に「雨乞い踊り」「豊年踊り」として始められました。踊りは、中央に立てられた大行燈(しだれやなぎ)を囲み、揃いの浴衣に黒足袋、わらじ履き、花笠を冠った若衆が羯鼓を抱え、両手に持ったバチで羯鼓打ちながら、唄妻や大太鼓、ほら貝、横笛などに調子を合わせ、勇壮に踊ります。

かんこ踊り(阿野田町)

 

[ 昭和43年12月25日 市指定]かんこ踊り(阿野田町)
約700年前の「雨乞い踊り」を起源として、豊作祈願・神恩感謝の踊りが様式化されて、農民により伝承されました。しだれ桜(色紙で作成)と大行燈の頂上に御幣を奉じ、その下に太鼓を据える。子どもははっぴ姿、大人は浴衣を着用し、菅笠の周りに白短冊を垂らしたみやびな笠を冠り、羯鼓を胸にかかえ、唄妻やほら貝、横笛に調子を合わせて、情緒豊かに優雅に舞います。

かんこ踊り(安坂山町)

 

[平成5年5年21日 市指定]かんこ踊り(安坂山町)
大永2年(1522年)当地方に大干ばつがあり、近郷から野登山に登って、鶏足山野登寺で雨乞いをしたことが、池山かんこ踊りの始まりと伝えられています。広場の四方に大高張提灯を掲げ、大太鼓・横笛・ほら貝の調子に合わせて羯鼓を打ちます。唄妻によって調子に強弱があり、だんだん庭いっぱいに激しく踊り回ります。衣装は浴衣、紅白のたすきがけ、花笠をかぶり、わらじを履きます。踊りは「庭入」からはじまり、農民の祈りの気持ちを一気に凝集したかのような強い調子の踊りである「花見」で締めます。

加太のかんこ踊り(加太市場・加太向井・加太板屋・加太中在家・加太北在家)

 

[平成26年3月7日 県指定]かんこ踊り(加太)
毎年8月14、15日のお盆の時期に、加太地区の各集落の寺院境内で、先祖供養のために行われる踊りです。江戸時代の貞享〜宝永年間(1684〜1710年)頃に始まった、雨乞いのお礼踊りがその起源と伝えられています。集落により、太鼓踊り・念仏踊り等の名称や、演目、踊り方が異なっていますが、おおむね、木綿浴衣の白装束に黒足袋草鞋履きで、キリコ細工や花、灯篭で飾った一文字笠をかぶり、胸に太鼓をつけて踊られています。

坂下獅子舞(坂下町)

 

[平成3年7月22日 市指定]坂下獅子舞
坂下地区の春祭りに行われる獅子舞で、坂下獅子舞保存会により伝承されています。慶安3年(1650年)鈴鹿峠一帯を大洪水が襲い、片山神社付近の古町地区は壊滅的被害をこうむり、人々は現在の坂下集落に移住しました。この折、坂下宿住人の再起の誓いと、平安無事を祈願したことを起源にすると伝えられています。おおよそ4年に1度行われます。

山車(木崎町・大裏町(北裏)・中町三番町・中町四番町)

 

[平成3年3月23日 市指定]山車
「関の曳山」は、旧東海道関宿に江戸時代の元禄年間(1688〜1703年)から伝わるお祭りです。最盛期には16基もの山車があり、横幕・見送り幕・堤灯などを豪華に飾りつけて華美を競い合い、また、笛太鼓で祭囃子を奏でながら、家々の軒先をかすめ、人ごみをかきわけて巡行する様から、「この上は無い、精一杯である」という意味で用いられる「関の山」という言葉の語源になりました。現在、木崎町・大裏町(北裏)・中町三番町・中町四番町の4台の山車が保存されており、祭りは毎年7月下旬の土・日曜日に開催されています。

お問い合わせ

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FAX:0595-96-2414