土砂災害から身を守るために
公開日 2017年03月03日
更新日 2021年12月09日
土砂災害は、台風や大雨、地震等が引き金となったがけ崩れや土石流、地すべりなどの発生による災害です。土砂災害は一瞬にして、尊い生命や家屋などの貴重な財産を奪うなど、甚大な被害をもたらします。情報収集をしっかりと行い、早めの避難を心がけましょう。また、周りが暗くなったりしてからでは移動が困難になりますので、特に高齢者や子どものいる家庭は、さらに早い段階から避難を心がけましょう。
なお、土砂災害の多くは木造住宅の1階で被災しています。避難場所への避難が困難なときは、近くの頑丈な建物の上階(2階以上)に緊急避難するか、それも難しい場合は家の中でより安全な場所(がけから離れた部屋や2階など)に避難しましょう。
事前の備え
自宅周辺のリスクの確認
自宅周辺や日常的に利用する施設、道路などにおける土砂災害発生の危険の有無について、ハザードマップ等で事前に確認しましょう。
亀山市総合防災マップ(内部リンク)
土砂災害警戒区域の指定について(内部リンク)
重ねるハザードマップ(国土交通省ホームページ)
避難経路の確認
安全に避難するために、どの道を通って避難すればよいか、安全な避難経路、避難方法を事前に確認しましょう。また、実際に歩いてみて周囲の安全を確認することも大切です。
非常持出し袋の準備
いざ避難が必要になったときに備え、貴重品や非常用食品などを非常持ち出し袋に入れて、準備しておきましょう。亀山市総合防災マップ(内部リンク)内の「わたしの防災マップ」17ページを参照してください。
家族の安全確認
家族が離れて避難しなければならない場合、お互いの安否を確認するための方法を決めておきましょう。災害時の安否確認のために、通信会社では固定電話・携帯電話・インターネットによる「災害用伝言サービス」を提供しています。
雨が降り出したら
雨が降り出したら、気象庁等が発表する大雨警報や土砂災害警戒情報等の防災気象情報や市が発令する避難情報等に注意しましょう。また、大雨警報等が発表されていなくても、土砂災害の前兆現象や危険を感じたら安全な場所に移動するなどし、身を守る行動を取りましょう。
亀山市の気象警報等の発表状況(気象庁ホームページ)
土砂災害危険度情報(三重県土砂災害情報提供システム)
土砂災害における主な前兆現象
がけ崩れ
・ひび割れが発生する。
・小石がパラパラと落ちてくる。
・湧水が出なくなる。又は濁る。
・地鳴りがする。
地すべり
・地面が陥没する。
・地面にひび割れが発生する。
・地鳴り又は山鳴りが発生する。
・樹木が傾く。
・沢が濁る。
土石流
・山鳴りが発生する。
・川の水が濁り、流木が見られる。
・腐った土のにおいがする。
・降雨が続くにもかかわらず川の水位が下がる。