亀山市市勢要覧
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天文台「童どーむ夢」天文台「童夢」童夢の直径3.5m。設置されている口径40cm のカセグレン式反射望遠鏡は、県内屈指の望遠鏡で、月のクレーターや土星の輪、星雲・星団などを見ることができます。8亀山十継美しい坂下の星空をたくさん見てもらいたい 私たち坂下星見の会は、春・夏・秋に定期的な星空観察会や星まつりコンサートなどのイベントを開催するほか、星の講座や移動式プラネタリウムでの出前星空教室などの活動を各地で行っています。 また、星空を見えにくくして、生態系や農産物の成長にも悪影響を及ぼしている「光ひかり害がい」と呼ぶ夜空へ漏れる過剰な光を抑えるための啓発活動もしています。必ずしも暗い環境が良いというわけではありませんが、やはりそこに住む人や生物にとって、安全で快適な光環境を守っていくこと、それもこれからの大切な課題だと思っています。 平成21 年には、亀山市が関町坂下の鈴鹿峠自然の家に、生涯学習拠点施設として天文台「童夢」を建設し、翌年完成しました。市の管理ですが、私たちも天文台を案内する運営スタッフとして携わっています。この施設は、坂下の豊かな自然のなかで星空観察ができるだけでなく、天文の話を深め、人とふれあえるコミュニケーションの場となっているんですよ。子どもたちにとっても、日常ではできないことを体験できる貴重な場所になっているんじゃないでしょうか。 これからも、もっとたくさんの人たちに天文を好きになっていただけるよう、自分たちも楽しみながら盛り上げていきたいですね。坂下星見の会代表 瀧たき本もと 麻ま須す美みさん一緒に観て、喜び合えるそれが星空観察の魅力です。坂下星見の会「天文や宇宙をもっと身近に感じてもらい、気軽に触れてもらえる機会をつくりたい」という想いから結成された坂下星見の会。現在、会員29 名で、平成23年に環境省「星空の街・あおぞらの街」全国協議会会長賞(天の川賞)を受賞されています。❹音声を聞く

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