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町並みの特徴

公開日 2014年11月23日

更新日 2022年06月14日

 
町並みの特徴(タイトル)

関宿は、東海道の往時の面影を唯一残す歴史的町並みとして、昭和59年、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。亀山市関宿重要伝統的建造物群保存地区は、東追分、西追分の間、約1.8キロメートル、25ヘクタールに及び、その中央には国の重要文化財にも指定されている関地蔵院があります。

保存地区は、木崎・中町・新所・北裏の4つの地区に大きく分かれますが、その町並みはそれぞれ特色のある表情をもっています。

関地蔵院

関地蔵院

【国重要文化財】

関地蔵院は、天平13年(741年)行基菩薩の開創と伝えられる関宿きっての名刹です。 関宿のほぼ中央に位置し、旧東海道に面して開放的な境内をもちます。 近郷の人々に加え、東海道を旅する人々の信仰を集めました。 境内の本堂・鐘楼・愛染堂の三棟が国の重要文化財に指定されています。

新所(しんじょ)の町並み

新所の町並み

新所は関宿の西側に位置します。地蔵院の門前となる新所東側は、中町と一体の家並みを形成し、中二階の町家が多く、主屋の横に庭を設けて高塀をめぐらす質の高い町家もみられます。一方新所西側は、その大半が小規模な平屋で仕舞屋風であるため、全体としてやや地味で落ち着きのある町並みです。各町家の格子や庇の幕板などの伝統的な細部意匠が比較的よく残っています。

北裏(きたうら)の町並み

北裏の町並み

関宿には1社・10ヶ寺がありますが、地蔵院を除きすべて街道の北側にあります。 街道から北側に入る小路の奥には、各寺院の門や本堂の屋根をみることができます。

北裏は中町から木崎の町並みの北側に位置し、寺院や神社の境内がならんでいます。街道からかけ離れた落ち着いたたたずまいで、樹木などの自然も多くあります。

中町(なかまち)の町並み

中町の町並み

中町は関宿の中央に位置し、西から一番町から六番町までにわかれています。本陣・脇本陣・問屋などがおかれ、主だった旅籠が集中した宿場の中心で、特色ある町屋が残っています。町家は比較的建ちの高い大規模なものが多く、二階壁面も塗籠めて虫籠窓をあけたり、全面に手摺りを設けて開放するものが多く、意匠的により華やかです。

中町から西を見ると、美しい家並みとともに、地蔵院本堂の屋根と鈴鹿の山々が正面に見えます。関宿の最も美しい町並み景観のひとつです。

木崎(こざき)の町並み

木崎の町並み

木崎は関宿の東側に位置します。町家は平屋ないし中二階の比較的建ちの低いものが多く、 二階壁面は真壁にしたものが普通です。 中町に比べその意匠はより簡素ですが、伝統的な町並み景観がよく維持されています。

 

お問い合わせ

市民文化部 文化課 まちなみ文化財グループ
住所:〒519-1192 三重県亀山市関町木崎919番地1
TEL:0595-96-1218
FAX:0595-96-2414