救急ワークステーション本格運用について
公開日 2014年11月23日
更新日 2021年03月24日
平成26年5月7日(水)から本格運用をスタート
市消防本部と市立医療センターが連携し、救急ワークステーションの本格運用を開始しました。
平成25年5月から平成26年3月まで行ってきた試行運用における病院実習などの検証結果から、質の高い救急サービスを提供できたものと捉え、更に質の高い救急サービスの提供を目指します。
この救急ワークステーションは、市立医療センターに救急隊1隊3人を派遣し、平常時は、救急隊員の病院実習を行い救急医療に関する知識・技術の向上を図り ます。また、救急出動時には救急隊員の教育を目的に、状況に応じて医師または看護師が救急車に同乗し、救急隊の活動に対する指示・助言を行うことで、的確 な病院選定と現場滞在時間の短縮を目指すものです。
事業概要
【名称】亀山市救急ワークステーション本格運用
【実施場所】亀山市亀田町466-1 市立医療センター
【実施期間】平成26年5月7日(水)から(毎週木曜日)
(亀山市の休日を定める条例第1条第2号及び第3号で定める休日を除く。)
※平成26年5月7日(水)から平成30年5月31日(木)までは毎週水曜日に実施
【実施時間】午後1時から午後5時まで
【派遣隊員】救急隊員3人
【配置車両】救急車両1台
【実施内容】救急隊員の病院実習
病院から救急車による救急出動(状況に応じて医師等が同乗する)
【目的】更なる質の高い救急サービスの提供
- 病院への搬送に係る所要時間の短縮(的確な病院選定と現場滞在時間の短縮)
- 救急隊員の救急医療に関する知識及び技術の向上
- 救急隊と医療機関との連携による地域医療の強化
《試行運用において質の高い救急サービスを提供できたと考える主な内容》
- 病院選定における的確性の向上
- 医師同乗による現場滞在時間の短縮
- 定期的な病院実習による救急隊員の知識及び技術の向上(応急処置の的確性の向上)
市立医療センター
谷川健次 院長
医師が同乗することで、的確な病院選定や現場での滞在時間の短縮につながったものと考えられました。今後も、市立医療センターのスタッフと救急隊員とが互いに切磋琢磨して医療知識のレベルアップを行うとともに、密な連携を図ることにより、地域医療の発展と更なる救急サービスの向上につながるものと期待しています。
期待される効果
【市民】
救急隊の知識や技術が向上することにより、的確な救急処置を受けることができます。また、病院選定の的確性が向上することで現場滞在時間が短縮し、より迅速な治療につながります。
【医療機関】
医師等との連携により救急現場で患者さんの状態を的確に判断することができ、収容先の医療機関を迅速に選定することができます。また、救急隊員がバイタルサインの測定、静脈路確保の準備や検査のための移動などを補助することで、迅速な対応が可能になります。
【救急隊】
医師や看護師等とのチーム医療により、院内スタッフと顔の見える関係が構築でき、また、病院内で継続して研修することから、患者さんの経過を含めた総合的な研修ができます。
救急ワークステーションの様子
谷川院長による救急出動事案の事後検証