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三重県指定史跡「旧亀山城多門櫓」建造物の火災について

公開日 2014年12月18日

更新日 2014年12月18日

 三重県指定史跡「旧亀山城多門櫓」におきまして、平成24年12月14日(金曜日)午後9時頃、火災が発生いたしました。

 多門櫓は、平成23年8月12日から、「平成の大修理」として約7,000万円をかけて復原修復工事を実施中で、12月25日に竣工を予定していた矢先の火災でした。市民とともに亀山のシンボルの再生を期待していただけに残念でなりません。現在、出火原因につきまして調査中でありますが、火の気のないところからの出火であり、三重県警察により放火の疑いで捜査が進められています。

 今後、亀山市といたしましては、出火原因の究明とともに、工事現場の巡視の強化等、再発防止に全力を挙げるとともに、他の公共施設等についてもその備えについて再度点検を行うようすべての部署に指示をいたしました。

 なお、完成後の公開については、当初の予定通り、平成25年4月からと考えています。

上記内容の印刷用はこちら[PDF:354KB]

 

<質疑>

表組み
質問 多門櫓はいつ完成しますか。
回答 現在、被災を受けた部分の復旧に要する期間を特定しているところで、遅くとも2月末に完成させる方向で考えています。
   
質問 具体的な被害状況を教えてください。
回答 建築当初の独立柱1本の足元部分や、その柱の周辺部分の床約5平方メートルが焼損しました。
   
質問 復旧作業はどのように進めますか。
回答 焼損した床をとりはずして、再び床張りをします。また、独立柱の根本の焼損した部分を切り取り、新たにその部分に柱を継ぎ足す予定です。そのほか、煤などで汚れた部分を清掃します。
   
質問 防犯カメラを設置するなど、今後の対策は考えていますか。
回答

今回進めていた工事の中で、自動火災報知機や消火栓の設置を予定しています。防犯カメラを新たに設置することについては、日常の管理にもつながるので今後検討していきたいと思います。

   
質問 防犯体制に問題はなかったのですか。
回答 工事委託業者の対応などについて、庁内で精査をしているところです。防犯体制については、現場内に立ち入りされることがないようにということが仕様書に明記されています。ただ、工事の竣工を控え足場などを全て撤去した段階で火災が起きましたので、足場撤去後の現場養生に問題がなかったか、どのような対応をしていたかを聞き取りして、問題の所在を把握しているところです。問題が明らかとなれば、庁内的な担当や、現場を担当している施工者に、何らかの処分をいたすこともあるかと思います。
   
質問 この火災について、市長はどのように感じられていますか。
回答 火災の知らせを受けた時、大変ショックでございました。市役所の守衛が見回りのときに、煙を出ているのを発見し消防に通報しましたが、発見が遅ければこのような事態では済まなかったと思います。現在、調査や捜査を進めていただいていますので、原因の究明をしっかりとお願いしたいと思います。亀山市のシンボル的な改修の事業でしたので、大変ショックを受けましたが、4月のオープンに向けて、強い意志で復旧作業に臨んでいきたいと改めて感じています。
   
質問 多門櫓のライトアップはされますか。
回答 竣工する12月25日からライトアップする予定をしていました。多門櫓の外観は完成しており、正月の期間中の防犯的な意味合いを含めて、予定どおりライトアップをいたします。
   
質問 今回進められていた亀山城周辺保存整備事業と「旧亀山城多門櫓修理工事」の事業費はいくらですか。
回答 旧亀山城の城下町を含めて、5カ所で事業を展開してきました。全ての事業費は約4億円です。そのうち、多門櫓の修理工事は約7千万円です。
 

お問い合わせ

政策部 広報秘書課 秘書グループ
住所:〒519-0195 三重県亀山市本丸町577番地
TEL:0595-84-5022
FAX:0595-82-9685

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