亀山市市勢要覧
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名誉市民471926(大正15)年生まれ。2歳から22歳まで三重県鈴鹿郡井田川村(現亀山市)に在住。東京高等師範学校(現筑波大学)卒業後は、鹿児島を拠点に精力的に作品づくりに取り組まれ、「焦躁の旅路」で文部大臣賞、「朝の祈り」で日本芸術院賞などを受賞。特に、1995(平成7)年に発生した阪神淡路大震災被災者の鎮魂のために制作を始められた「ミゼレ-レ」シリーズや「釈迦十大弟子」像は、造形対象をより深く掘り下げた精神性を帯びた芸術の真髄ともいえる代表作で、常に変化し続ける独創的な作風と、その優美な芸術性は、国内外で高く評価されている。2007(平成19)年文化勲章受章。2009(平成21) 年亀山市名誉市民。私の幼少時代、青春時代を育んでくれた山河は今も鮮やかに瞼に浮かび、昨日のことのように当時のことが蘇って参ります。私の知る亀山町が亀山市になり、新たな発展をとげていらっしゃることに喜びを覚えます。守るべきものと変わりゆくものが調和して、これからも益々、市民の皆様が文化の香り高い、豊かな未来を創出されますことを願っております。彫刻家 中村 晋也 なかむらしんや亀山市名誉市民中なか村むら 晋しん也や彫刻家ふるさと亀山のまちづくり

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