亀山市市勢要覧
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語り継ぐふるさとまちづくり観光NPO東海道関宿まちなみ保存会関宿のまちなみ保存の取り組みを始めた昭和55年に設立。月1回の定例会や、会員または外部講師による公開講座、会報「東海道関宿」の発行を手がけ、まちなみ保存の普及・啓発に取り組んでいます。子どもたちが大切に思う関宿にしたいです。亀山十継❼観光につながる生きたまちなみ保存 私たち保存会は、関宿のまちなみ保存の大切さを伝える活動をしています。観光振興は目的にしていませんが、きちんとした保存活動をしていけば、人は必ず見に来てくれます。観光は後からついてくるという考えで、この30 年間保存活動を行ってきました。 保存活動だけでなく、関宿を大事にする心を子どもたちに持ってほしい、観光で訪れた人にも知ってもらいたい、という思いから「関宿かるた」を作りました。まちのあちこちに掛かった関宿にちなんだ句を、観光客の方が読んでいたりお母さんが子どもに説明していたりする姿を見ると、本当に嬉しいです。また、雨の日に来ていただいた方に番傘を貸し出し、関宿を歩いてもらう「関宿番傘プロジェクト」にも取り組んでいます。番傘をさして歩くのも楽しいし、さして歩く人が関宿の風情にもなります。雨の関宿ならではの景色にしていきたいです。 国の重要伝統的建造物群保存地区である関宿は、実際に人が生活しながら保存を進めている場所です。ここ10 年でまちの営みを見て楽しむ観光客が増えていることを考えると、まちなみ保存がうまく進んでいるのだと思います。子どもたちが大人になっても誇りに思える関宿にしていきたいですね。NPO東海道関宿まちなみ保存会服はっ部とり 亜あ樹きさん11

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