亀山市市勢要覧
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地域に開かれ支えられる学校づくり 加太地区では少子化の流れの中、年々児童数が減少しています。このような状況で学校と地域が手をとりあって教育活動を進めていくことが重要な課題となってきました。そこで地域の人にこれまで以上に情報発信を密にして、学校に関心をもってもらおうと始めたのが、地域・保護者・学校が一体となって子どもたちを育む環境づくりを進める文部科学省のコミュニティ・スクール推進事業でした。 これまで、川をせき止めてマスを放流して遊ぶ「川遊び」や、音楽が好きな人が集い活動する「つむぎコーラス」、地域の人や保護者も参加して行われる田植えの時の「どろんこ集会」、地域と小学校が一緒に開催する「運動会」など、子どもたちと地域の人が一緒になってふれあえるイベントを中心に取り組んできました。最近は、PTA とコミュニティ・スクールが一体になって活動を行うようになり、地域のいろんな人が協力してくれるようになりましたし、嬉しいことにさまざまな行事に母親だけではなく父親も参加してくれるようになり、さらにつながりの輪が広がったのではないかと感じています。 今後も学校を核に、地域とより良い関係を築いていくために、親睦を深めながら地域が盛り上がっていけばいいですね。加太小学校コミュニティ・スクールつむぎ学校運営協議会会長 村むら田た 紘こう一いちさん10加太小学校コミュニティ・スクール地域に支えられる学校づくりを目指し、平成24年度に正式に発足。現在、加太小学校コミュニティ・スクールは、より強く結ばれた教育活動やまちづくり、人づくりを紡ぐことをイメージして『つむぎ』という名称で活動しています。亀山十継コミュニティ・スクール一番の願いは、学校を核に地域が盛り上がっていくことです。平成26年12月には、「つむぎ学校運営協議会」の活動が評価され、文部科学大臣表彰を受けました。❻音声を聞く

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