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令和元年12月定例会 教育民生分科会長報告

公開日 2019年12月20日

 教育民生分科会における審査の経過について、亀山市議会予算決算委員会内規第7条第5項の規定に基づき、下記のとおり報告いたします。
 去る9日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、16日に分科会を開催いたしました。担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第92号 令和元年度亀山市一般会計補正予算(第4号)についての内、当分科会所管分、歳出の「総務費」「戸籍住民基本台帳費」「個人番号カード交付事業」の増額補正において、今回補正する具体的な理由に関する質疑があり、これについては、国の補助要綱が改正され、令和元年度に限りタブレットの購入が補助対象になったことから、歳出で申請補助用のタブレット購入費、歳入で補助金として限度額の3万円を計上している。この国の補助金は、原則対象経費の10割であるが、国の予算の中で、個人番号カードの交付枚数による按分で算出される基準額があり、その基準額と対象経費の低い方が補助金となることから、そういったところを勘案して、今回はタブレットの増額補正を行うものであるとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「社会福祉費」「障がい者福祉費」「自立支援事業」の増額補正において、補正額が大きいが当初予算で見込めなかったのかとの質疑があり、これについては、近年、自立支援事業の中の介護給付費で、障がい者では対前年比3%から10%、障がい児では対前年比30%から40%の著しい伸びがあり、当初予算の中では読み切れなかった。このことは、平成24年度の児童福祉法の改正で、放課後デイサービスや通所サービスが市町村管轄の事業になったことや、法改正を受けて、事業所が身近なところにできたことが背景にあるとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「児童福祉費」「児童福祉総務費」「放課後児童クラブ運営費」の増額補正において、川崎小学校区放課後児童クラブに関し、場所の安全面は確認しているのかとの質疑があり、これについては、物件の耐震は確認している。また、距離の問題や安全面も含めて民間事業者でいくつかの物件を確認してもらった中で、判断したとの答弁でありました。
 次に、放課後児童クラブ運営費620万円の内訳に関する質疑があり、これについては、川崎小学校区放課後児童クラブは施設改修費に500万円と備品購入費に60万円、井田川小学校区放課後児童クラブは備品購入費に60万円であるとの答弁でありました。
 次に、「衛生費」「清掃費」「塵芥処理費」「溶融処理施設管理費」「消耗品費」の増額補正において、コークスの購入単価高騰の理由と今後の価格変動の見通しに関する質疑があり、これについては、海外市場の原料単価が1トン当たり約1万円ほど値上がりしており、見込みを立てるのは難しいとの答弁でありました。
 次に、「教育費」の「小学校費」「学校管理費」「施設管理費」「光熱水費」及び「中学校費」「学校管理費」「施設管理費」「光熱水費」の増額補正において、空調機を稼働させる基準に関する質疑があり、これについては、室内温度が暖房は18度、冷房は28度という基準を設けているが、子どもの健康を優先して運用するとの答弁でありました。
 次に、「教育費」「社会教育費」「社会教育総務費」「国際化推進事業」の増額補正において、在留外国人のためのワンストップ相談窓口を設置することになった背景に関する質疑があり、これについては、国において、外国人受入環境整備交付金という、在留外国人の受入れ環境の充実と多文化共生社会の実現に向けた環境整備のための制度ができ、今年から全市町村が対象になったことから、今年度中に整備し、来年度から本格的に対応するとの答弁でありました。
 次に、「債務負担行為補正 追加」「小中学校ICT支援員派遣業務委託料」において、どのような形で授業の支援が行われるのかとの質疑があり、これについては、支援員1名が各学校を回り、タブレットを使った授業の準備や補助等を行うとの答弁でありました。
 次に、議案第93号 令和元年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、歳出の「総務費」「総務管理費」「一般管理費」「システム修正委託料」の増額補正において、システム修正の内容に関する質疑があり、これについては、国保連合会が運営している国保情報集約システムとの資格情報連携において、新たに外国人被保険者の対応として、外国人被保険者の在留資格及び在留期限日の連携が必要となったことからシステムを改修するとの答弁でありました。
 次に、議案第94号 令和元年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)については、質疑等はございませんでした。
 以上、教育民生分科会の審査報告といたします。