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平成30年12月定例会 教育民生分科会長報告

公開日 2018年12月21日

 教育民生分科会における審査の経過について、亀山市議会予算決算委員会内規第7条第5項の規定に基づき、下記のとおり報告いたします。
 去る10日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、17日に分科会を開催いたしました。担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第76号 平成30年度亀山市一般会計補正予算(第4号)についての内、当分科会所管分、歳入の「国庫支出金」「国庫負担金」「民生費国庫負担金」「社会福祉費負担金」の増額補正について、特別障がい者手当等給付費等の当初見込んだ対象者数と増加した数、及び国・県の負担割合について質疑があり、これについては、特別障がい者手当等給付費は、当初19人を見込んだのに対し23人に増加し、障がい者自立支援給付費は、今年度上半期で156人であり、最終的に180人を見込んでいるが、利用人数のみならず、利用回数の増加による影響も大きい。また国・県の負担割合は、国が2分の1、県が4分の1であるとの答弁でありました。
 次に、利用者は年々増加傾向にあるのかとの質疑があり、これについては、事業所等の利用が進んできており、利用者は毎年増加しているとの答弁でありました。
 次に、「国庫支出金」「国庫補助金」「民生費国庫補助金」「障がい者地域生活支援事業費等補助金」の増額補正の要因について質疑があり、これについては、障がい者数の増加と、サービスを利用しながら地域で生活しようとする取り組みが進んだものと理解しているとの答弁でありました。
 次に、歳出の「総務費」「戸籍住民基本台帳費」「戸籍住民基本台帳管理費」「臨時雇賃金」の増額補正について、賃金単価が見直されたのはこの非常勤職員だけなのかとの質疑があり、これについては、最低賃金の見直しにより、市の事務補助員の賃金単価が830円から850円に引き上げられた。また、4月の人事異動に伴う通勤手当の変更も含め不足が生じたことから今回補正を行った。市民課の他の業務で任用している事務補助員については、既決予算内での執行が見込まれるため補正していないとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「社会福祉費」「社会福祉総務費」「臨時雇賃金」の増額補正の内容について質疑があり、これについては、3月末に復帰を予定していた正規の保健師が退職したため、その補充として任用された非常勤保健師の賃金であるとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「社会福祉費」「総合保健福祉センター管理費」「施設管理費」の増額補正について、頻繁に修繕をしているが、故障するたびに修繕をするのではなく、劣化しているところを見直していく考えはないのかとの質疑があり、これについては、施設全体を考え合わせた中で予算を計上しているが、想定を超えた部分で修繕が必要となっているのが現状である。修繕すべき箇所を全体的に把握し、来年度から、計画に基づいて、5年ほどで年次的に修繕する考えのもとで予算計上を行ったとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「児童福祉費」「児童福祉総務費」「施設管理費」の増額補正について、今後に備えた増額とはどういう意味かとの質疑があり、これについては、修繕費を全額使用した状態のため、今後何かあった場合に修繕が不可能であることから補正したとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「児童福祉費」「児童措置費」「施設型給付・地域型保育事業」の増額補正の内容について質疑があり、これについては保育士不足等への対応や、長期間勤務者の処遇改善を図るために、公定価格という形で上乗せされるもので、例年、年明け頃に決定されるとの答弁でありました。
 次に、処遇改善を図るための公定価格の上乗せは毎年行われているのかについて質疑があり、これについては、ここ数年毎年行われているとの答弁でありました。
 次に、事前に予算化しておくことはできないのかとの質疑があり、これについては、公定価格の上昇分については予測が難しく、予測を誤ると多額の返還金等も生じることから、補正で対応することになっているとの答弁でありました。
 次に、保育士の処遇改善を今見直すいきさつについて質疑があり、これについては、保育ニーズの高まりが毎年加速状態にあり、今後さらに保育士が不足することから、待遇改善が急務となっており、処遇改善による年次的、段階的な引き上げにより、潜在保育士の数、質の確保を行っているとの答弁でありました。
 次に、処遇改善の取り組みについて質疑があり、これについては、国全体で取り組んでおり、三重県も潜在保育士の確保に力を入れている。市も、賃金単価を引き上げるなどにより、保育士確保に努めているとの答弁でありました。
 次に、退職後、現役に復帰した保育士の数について質疑があり、これについては、現在把握していないとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「国民年金費」「システム修正委託料」の増額補正について、国民年金保険料免除制度の産前産後の期間について質疑があり、これについては、国民年金の第1号被保険者について、出産予定月の前月から出産予定日の翌々月までの4カ月間であるとの答弁でありました。
 次に、「衛生費」「保健衛生費」「火葬施設費」「施設管理費」の増額補正について、電気計装機器の不具合は、施設の利用に影響があったのかとの質疑があり、これについては、斎場は運営開始から10年が経過し劣化しており、火葬ができなくなる心配があったため、緊急的に修繕をしたとの答弁でありました。
 次に、「債務負担行為補正 追加」「外国語指導助手配置業務委託料」の追加について、委託先の業者が変われば、外国語指導助手の国籍等に変化があるのかとの質疑があり、これについては、業者が変われば、国籍等が変わることはあるとの答弁でありました。
 次に、議案第77号 平成30年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について及び議案第78号 平成30年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)については、質疑等はございませんでした。
 以上、教育民生分科会の審査報告といたします。