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平成30年3月定例会 産業建設分科会長報告

公開日 2018年03月28日

 産業建設分科会における審査の経過について、亀山市議会予算決算委員会内規第7条第5項の規定に基づき、下記のとおり報告いたします。
 去る9日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、14日に分科会を開催いたしました。担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第19号 平成29年度亀山市一般会計補正予算(第7号)についての内、当分科会所管分、歳入について、「寄附金」「農林水産業費寄附金」「ふるさと・水と土保全基金寄附金」及び歳出の「諸支出金」「基金費」「ふるさと・水と土保全基金費」の増額補正について、寄附者の意向と基金の使途について質疑があり、これについては、農業振興等に役立てて欲しいという意向であり、この基金は中山間地域活性化事業の財源に活用しているとの答弁でありました。
 次に、歳出について、「衛生費」「清掃費」「塵芥処理費」「刈り草コンポスト化センター環境整備事業」の減額補正の内容について質疑があり、これについては、旧関衛生センターのし尿処理場の解体工事及び刈り草コンポスト化センターを民間移譲するための環境整備工事における入札差金や工事内容の見直しによるものであるとの答弁でありました。
 次に、「商工費」「商工総務費」「地域生活交通再編事業」「業務委託料」の減額補正の理由について質疑があり、これについては、乗合タクシー制度の実施を平成30年4月から10月に変更したことで、平成29年度中の準備的な経費が不要となったことによるものであるとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「道路橋梁費」「道路橋梁総務費」「一般管理費」「公共基準点設置委託料」の減額補正の理由について質疑があり、これについては、公共基準点が何らかの理由で滅失した場合に復旧するための費用で、今年度はそのような事態が起こらなかったので減額した。緊急的に必要となる場合のため、他の費目でも一定程度の修繕料は予算計上しているとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「道路橋梁費」「道路橋梁総務費」「狭隘道路後退用地整備事業」の減額補正について、当初見込みよりも実績が少なかったことで事業に影響はないのかとの質疑があり、これについては、建築等に伴い敷地をセットバックしていただくもので、申請された件数を適切に処理していることから特段問題はないとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「道路橋梁費」「道路橋梁総務費」「地籍調査事業」「地籍調査委託料」の減額補正の内容について質疑があり、これについては、当初予算512万5,000円に対し入札差金を減額するもので、執行額は約380万円であるとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「道路橋梁費」「道路新設改良費」「野村布気線整備事業」「工事請負費」の減額補正について、長田池部において、工法を橋梁高架から盛土擁壁に変更することになった経緯について質疑があり、これについては、コスト面や維持管理面を考え、関係機関との調整を図りながら進めてきたとの答弁でありました。
 次に、擁壁への変更により池の面積が小さくなることで、防災重点ため池でもある長田池の調整池としての機能への影響はないのかとの質疑があり、これについては、既存池の能力の測量を行い、道路により減少する分は、しゅんせつ及び法面の生成をすることで貯水能力を確保しているとの答弁でありました。
 次に、しゅんせつによる土砂の処理について質疑があり、これについては、コスト縮減も考え、現場で盛土材として使用して、外には搬出しない工法で対応したとの答弁でありました。
 次に、歳出の「土木費」「都市計画費」「都市計画総務費」「亀山駅周辺整備事業」並びに歳入の「国庫支出金」「国庫補助金」「土木費国庫補助金」「道路橋梁費補助金」及び「都市計画費補助金」の「社会資本整備総合交付金」の減額補正について、国3分の1、市3分の1、組合3分の1という負担割合で予算を立てられたと思うが、国から29%の交付金しか交付されないことになり、市もこれに合わせて負担割合を29%にしたことで、準備会が42%の負担となるが、国が減額となったのであれば、準備会は3分の1に留め、残りは市が負担することにできなかったのかとの質疑があり、これについては、補助金を交付する上で、国が決定した補助額に合わせて市も交付することを基本に考えている。また、事業のスキームについては、これから事業が進んでいくトータルの中で、しっかり整理する。今後も、準備会や権利者の皆さんが、将来に渡ってリスクを背負うことがないような対応を協議しながら進めていくとの答弁でありました。
 次に、国と同額でしか市が交付できないという規定があるのかとの質疑があり、これについては、明確な規定はないとの答弁でありました。
 次に、今回の減額補正の考え方について質疑があり、これについては、設計委託料は、駅前広場と亀山駅前線の設計が組合設立後でないと執行できないことから減額、工事請負費は、国の交付金に基づいて減額、補償費は、相手方との交渉が成立した中で今年度必要なくなった部分を減額しているとの答弁でありました。
 次に、国に対する補助申請は、どこがしたのかとの質疑があり、これについては、市が行っているとの答弁でありました。
 次に、国の補助金が少なくなった場合、市の補助金も減ることの説明は準備会にしてあったのかとの質疑があり、これについては、国への申請は市が行うが、準備会から市に交付申請があり、市が交付決定をして補助金を交付する仕組みであり、交付申請の段階でその額で申請していただいているとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「都市計画費」「都市下水路費」の財源更正について、国の交付金が交付されなかった理由について質疑があり、これについては、交付金を要望した対象が側溝程度の小規模であったことによるものではないかとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「住宅費」「住宅管理費」「民間活用市営住宅事業」「住宅借上料」の減額補正について、当初見込んだ借上げ戸数25戸が5戸に減った原因は何かとの質疑があり、これについては、事業主から提案はあったが、調整に時間を取り、残りの戸数について見送るかたちになったとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「住宅費」「住宅管理費」「空家等活用事業」の減額補正について、県からの補助金を全額減額するが、なぜ使えなかったのか、また、市としてどのような努力をしたのかとの質疑があり、これについては、県外からの移住者で空き家を利用する方が対象となるもので、ホームページで周知したが応募がなかった。企画総務部でも移住交流促進事業としてPRしているが、建設部として特段新たな手立てはしなかったとの答弁でありました。
 次に、議案第21号 平成29年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について、歳入の「繰入金」「一般会計繰入金」の減額補正の理由について質疑があり、これについては、歳入の農業集落排水事業受益者分担金で増額補正が、また、歳出では減額補正があり、それらを調整した結果であるとの答弁でありました。
 次に、議案第22号 平成29年度亀山市水道事業会計補正予算(第3号)について、収益的支出の「水道事業費用」「営業費用」「総係費」「退職給付費」の増額補正について、退職者が水道事業に携わった期間分を水道事業会計で負担する仕組みについて質疑があり、これについては、平成26年度の地方公営企業会計制度改正時に退職給付引当金の計上が義務化されたことを受け、人事部局との調整の結果、それまでは一般会計で負担していたが、退職者の公営企業の在職年数に応じて、公営企業会計で退職給付費を負担することになったとの答弁でありました。
 次に、資本的収入の「工事負担金」の減額補正について、水道工事に伴う市道舗装復旧工事は、水道事業側で行うのかとの質疑があり、これについては、水道工事分は水道事業側で、老朽化等により舗装が壊れていた場合は維持修繕室が負担するとの答弁でありました。
 次に、議案第23号 平成29年度亀山市公共下水道事業会計補正予算(第2号)について、資本的支出の「建設改良費」「流域下水道建設負担金」の減額補正の理由について質疑があり、これについては、県が施工している処理場建設の負担金で、事業費の確定によるものであるとの答弁でありました。
 以上、産業建設分科会の審査報告といたします。