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平成29年6月定例会 総務委員会委員長報告

公開日 2017年06月23日

 総務委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 去る12日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査に当たるため、20日に委員会を開催いたしました。
 まず、担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 はじめに、議案第50号 亀山市税条例の一部改正については、地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律等により地方税法が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。
 審査の過程では、平成31年10月1日から消費税率が10%に引き上げられることと、法人市民税の法人税割の税率を9.7%から6%に引き下げることとの関係について質疑があり、これについては、消費税が上がることで、市町村の消費税収入に偏在が生じることから、それを是正するために、法人市民税の税率を引き下げ、その分が国税の税率に加算され、地方交付税の原資となり、地方交付税として交付されるものであるとの答弁でありました。
 次に、法人市民税の減収分と地方交付税として配分される額との比較について質疑があり、これについては、財政力から試算するとマイナスになると予測しているとの答弁でありました。
 次に、配偶者控除及び配偶者特別控除の見直しに伴い、市税収入にどのような影響があるのかとの質疑があり、これについては、高所得者に対して今まで控除していたものがなくなるので、市民税は増えると予想しているとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
 次に、議案第51号 亀山市都市計画税条例の一部改正については、地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律により地方税法が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。
 審査の過程では、当市において対象となる施設等がないとのことだか、他市の状況について質疑があり、これについては、把握していないとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
 次に、議案第56号 財産の取得については、消防力の維持を図るため、救助工作車の取得について、平成29年5月10日付けで仮契約したので、議会の議決を求めるものであります。
 審査の過程では、装備品の中で、特に予備が必要な物については、今回購入すべきではなかったのかとの質疑があり、これについては、カッターやウインチ等が動かなくなった場合、それに代わる物もあり、また、前の救助工作車に積載されている旧型の装備品も必要な物は残しておくとの答弁でありました。
 次に、1回の入札で1者のみが予定価格を下回り、落札率が99.9%という入札結果調書を見る限り、談合があったのではないかという認識はなかったのかとの質疑があり、これについては、予算の段階から価格について財務部と消防本部で何度も協議を行った。また、他市の救助工作車の購入価格や指名業者も調査しており、今回の結果については正当な入札結果と理解しているとの答弁でありました。
 なお、落札率が99.9%のものについては、談合について調査する必要があるとの意見がありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
 次に、議案第60号 専決処分した事件の承認については、地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律の公布に伴い、平成29年4月1日から施行が必要であった規定について、亀山市税条例の一部改正を、平成29年3月31日付けで専決処分したため、議会の承認を求めるものであります。
 審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、原案のとおり、全会一致で承認することに決定しました。
 次に、議案第62号 専決処分した事件の承認については、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令の公布に伴い、平成29年4月1日から施行が必要であった規定について、亀山市消防団員等公務災害補償条例の一部改正を、平成29年3月31日付けで専決処分したため、議会の承認を求めるものであります。
 審査の過程では、質疑はなく、採決の結果、原案のとおり、全会一致で承認することに決定しました。
 以上、総務委員会の審査報告といたします。