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平成29年3月定例会 産業建設分科会長報告

公開日 2017年03月21日

 産業建設分科会における審査の経過について、亀山市議会予算決算委員会内規第7条第5項の規定に基づき、下記のとおり報告いたします。
 去る9日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、14日に分科会を開催いたしました。担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第33号 平成28年度亀山市一般会計補正予算(第5号)についての内、当分科会所管分、「農林水産業費」「農業振興費」の「特産振興事業」、「多面的機能支払事業」、「団体支援事業」及び「田園景観推進事
業」の減額理由について質疑があり、これについては、取り組みが当初の見込みよりも少なかったことによるものであるとの答弁でありました。
 次に、事業の実施については、地域や団体からの事前の要望やヒアリングにより確認できなかったのかとの質疑があり、これについては、結果的に取り組みが少なかったものであり、今後も団体等に聞き取り調査を行いながら、予算計上していくとの答弁でありました。
 次に、「農林水産業費」「林業振興費」「森林環境創造事業」の業務委託料の減額補正について、国・県への補助金の要望額に対し、非常に少ない事業配分になっていることについて質疑があり、これについては、年々事業費が減少し、本年は600万円弱と当初予算の約1/3となっているが、これは、国費に上乗せしている県費が不足しているのが実態ではないかとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「道路橋梁費」「道路橋梁総務費」「狭隘道路後退用地整備事業」の助成金の増額補正について、当初予算では、財源として一部国費が入っているが、今回の補正では一般財源のみとなっているのはなぜかとの質疑があり、これについては、土地の2方向が市道に面しており、かつ、その2方向が後退したときには国の補助があるが、今回の補正は、1方向の後退であるためその補助はないとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「住宅費」「住宅管理費」「空家等対策事業」の補助金の減額補正について、新たにできた支援事業であるのに利用がなかった要因と、今後の利用見込みについて質疑があり、これについては、国の制度見直しと県からの交付金の関係で、半年ほどリノベーションの募集を停止したことにより応募がなかったと推測しているが、例年1、2件の申請があるので、今後も制度が続く以上、活用していくとの答弁でありました。
 次に、土木関係の補正予算の減額は、ほとんどが入札差金によるとのことであるが、その差額があまりに大きく、当初の見積りが甘いのではないか、改善の余地はあるのかとの質疑があり、これについては、工事全体としては90数%の落札率であるが、20億円前後の土木事業があるので、その5%としても約1億円の差額が生じてしまう。できるだけ予算額に対し執行できるようにしていくとの答弁でありました。
 次に、歳入で国や県の補助金がある事業は別として、入札差金が出たら、減額にこだわらず、来年度分の地元要望に対する事業を前倒しして行っていく考えはないのかとの質疑があり、これについては、維持補修関係については、できる限りそういった観点で対応しているが、箇所別に配分されている予算については、財務部と調整を図っていくとの答弁でありました。
 さらに、森林環境創造事業は、平成14年度から、ある程度の市税を投入しており、たとえ国や県の補助金がなくなったとしても、市税を投入することを決めた分は最低限維持していくべきではないか、また、災害の抑制にもつながる林業関係の予算が、新年度は約8,000万円しかないが、山林を守る、緑を守る観点からも、事業を前倒しして進められないかとの質疑があり、これについては、国や県の予算が減ってそれを市単独でカバーすることは、この事業以外に福祉などのいろいろな事業にも言えることであり、そのような中で一番最適な判断をする必要がある。優先して行う必要があるものについては対応しており、これからも行っていくとの答弁でありました。
 次に、議案第36号 平成28年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)について、議案第37号 平成28年度亀山市水道事業会計補正予算(第3号)について、及び議案第38号 平成28年度亀山市公共下水道事業会計補正予算(第2号)については、質疑等はございませんでした。
 以上、産業建設分科会の審査報告といたします。