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平成29年3月定例会 教育民生分科会長報告

公開日 2017年03月21日

 教育民生分科会における審査の経過について、亀山市議会予算決算委員会内規第7条第5項の規定に基づき、下記のとおり報告いたします。
 去る9日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、15日に分科会を開催いたしました。担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第33号 平成28年度亀山市一般会計補正予算(第5号)についての内、当分科会所管分、「民生費」「社会福祉費」「老人福祉費」「地域包括支援事業」の臨時雇賃金の減額理由について質疑があり、これについては、生活支援コーディネーターが途中退職したこと、また、認知症地域支援推進員の任用ができなかったことによるものであるとの答弁でありました。
 次に、任用ができないと、事業に支障を来すのではないかとの質疑があり、これについては、事業を減らすことのないよう、地域包括支援センターの職員で対応しているとの答弁でありました。
 次に、必要な人員を確保してから事業計画を立てるべきではないのか、また、現在の人員で事業が行えるのであれば、来年度の予算は必要ないのではないかとの質疑があり、これについては、努力はしているものの専門職を非常勤職員として雇うことは難しく、現在の職員でやらざるを得ない状況になっているが、この事業は鈴鹿亀山地区広域連合からの受託事業でもあり、しっかりと対応し、より手厚い支援を行っていくために、引き続き確保に努めるとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「社会福祉費」「老人福祉費」「地域生活支援事業」の緊急通報体制整備事業委託料の減額補正の内容について質疑があり、これについては、当初250台の緊急通報装置の設置を見込んでいたが、現在205台で、その差額分を減額するものであるとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「児童福祉費」「児童福祉総務費」「子ども・子育て会議費」の減額補正について、課題がたくさんある中で、会議の開催回数を減らした理由について質疑があり、これについては、審議する内容が2回で収まると判断したとの答弁でありました。
 なお、会議の開催にあたっては、子ども・子育て新制度の内容を理解していただき、様々な課題・問題点を出しやすい状況を作り、簡単に会議の開催回数を減らさないよう意見がありました。
 次に、「民生費」「社会福祉費」「障がい者福祉費」「福祉事業」の減額補正の内容について質疑があり、これについては、亀山駅前の社会的事業所「まかせ太君」において、障がい者の就労支援として進めている事業であるが、作業や業務が少なく、当初年間延べ120人を予定していたが、83人となり減額したとの答弁でありました。
 次に、仕事量を確保したら人員をもっと増やすことが可能なのかとの質疑があり、これについては、定員は10名となっており、10名程度の仕事があれば、600万円の補助金は有効に活用できるとの答弁でありました。
 次に、年間を通して仕事が確保できるよう市が事業所を探す必要があるのではないかとの質疑があり、これについては、障害者優先調達推進法に基づき、庁内をはじめ事業所にも働きかけていくとの答弁でありました。
 次に、「民生費」「児童福祉費」「保育所費」「障がい児支援事業」の備品購入費の減額補正について、備品の購入内容について質疑があり、これについては、障がい児に対する保育環境の整備に係る備品として、歩行器、ひねり訓練ボード、スライドナーサリーベッド、六角ジャンピングバランサー、ジャンボプラネット等を購入したとの答弁でありました。
 なお、備品を選ぶ際には、本当に必要なものを必要なだけ得られるように、保育士や保護者等の意見をもっときめ細やかに聞くよう意見がありました。
 次に、「民生費」「生活保護費」「扶助費」の医療扶助費の増額補正について、増額となった要因について質疑があり、これについては、医療費は、生活保護費ですべて賄うことになっており、ガン等の大きな手術等により多くなるとの答弁でありました。
 次に、通院のための移送費が医療費よりも高額になるようなことはないのかとの質疑があり、これについては、通院のための移送費も医療扶助費に含まれるが、通院については、医師の判断のもと判定しており、現在のところ事例はないとの答弁でありました。
 次に、「教育費」「小学校費」「学校管理費」「一般管理費」の臨時雇賃金の減額補正の内容について質疑があり、これについては、小学校に勤めている多くの非常勤給食調理員の不用額の合計額を減額したものであるとの答弁でありました。
 次に、「教育費」「個の学び支援事業」の減額補正について、保護者の介助員をつけてほしいという声がある中での介助員の賃金の減額について質疑があり、これについては、実態等について細やかな情報を集め、就学指導委員会での判定を受けて、基準に沿った介助員の配置を行っている。また、年度途中であってもその時の状況に応じて判断しているとの答弁でありました。
 次に、「教育費」「中学校費」「学校管理費」「中学校給食実施事業」の減額補正の内容について質疑があり、これについては、デリバリー給食の喫食率を当初は40%程度と見込んでいたが、12月までの実績が36.01%であったため、今年度分の見込みとして減額したとの答弁でありました。
 次に、教職員の喫食率について質疑があり、これについては、1月までの平均で57%であるとの答弁でありました。
 次に、「教育費」「社会教育費」「社会教育総務費」「放課後子ども教室推進事業」の減額補正について、加太地区の放課後子ども教室において、コーディネーターの配置ができなかった理由について質疑があり、これについては、これまでのコーディネーターが退任され、その後任が見つからなかったことによるものであるとの答弁でありました。
 次に、来年度の加太地区における放課後子ども教室の実施について質疑があり、これについては、学校長も交えて意見交換を行い、現在行っている太鼓教室やクリスマス教室を中心に無理のない形で放課後子ども教室の委託業務として再スタートを切っていただくため、当初予算にも計上しているとの答弁でありました。
 次に、「教育費」「社会教育費」「博物館費」「一般管理費」の減額補正について、専門職を非常勤職員として雇用することは難しいのではないかとの質疑があり、これについては、本年度雇用した者が途中退職されたが、業務としては非常に重要な部分を担っていただいているので、今後も学芸員の確保に努めていくとの答弁でありました。
 次に、「諸支出金」「基金費」の「ボランティア基金費」、「市民まちづくり基金費」及び「関宿にぎわいづくり基金費」の増額補正の内容について質疑があり、これについては、ボランティア基金はふるさと納税として2件、関宿にぎわいづくり基金費はふるさと納税として5件、市民まちづくり基金費は一般の寄附であるとの答弁でありました。
 次に、「繰越明許費補正 追加」「地区コミュニティセンター充実事業」について、確実に来年度には天神・和賀地区コミュニティセンター駐車場の整備ができるのかとの質疑があり、これについては、土地の境界確定に時間を要し、所有権移転登記が1月26日に完了となり、年度内で工期が取れないため繰越明許とするとの答弁でありました。
 次に、「繰越明許費補正 追加」「個人番号カード交付事業」について、地方公共団体システム機構による委任事務の内容について質疑があり、これについては、通知カードの作成、個人番号カードの作成及び電話対応等であるとの答弁でありました。
 次に、繰越明許としなければならない理由について質疑があり、これについては、全国的に個人番号カードの作成が進んでおらず、今年度内に交付決定額が執行できないことから、国から繰り越しとするよう連絡があったとの答弁でありました。
 次に、個人番号カードについて、平成28年度中に作成しなければならない目標枚数はあるのかとの質疑があり、これについては、目標枚数はないとの答弁でありました。
 次に、個人番号カード作成の国の方向性について質疑があり、これについては、国は、個人番号カードを普及したいという考えの中で、カードの特性を活かして、もっと便利に活用できることがないか検討しているとの答弁でありました。
 次に、個人番号カードを作らなければならないと思っている市民もみえるが、市民への説明はどのようにしているのかとの質疑があり、これについては、個人番号カードは希望する方に作っていただくものとして周知しているとの答弁でありました。
 次に、「繰越明許費補正 追加」「地域介護・福祉空間整備等施設整備事業」について、繰り越すことによる影響について質疑があり、これについては、国の平成28年度第2次補正で予算がついたもので、平成28年度末に交付決定が出る予定であり、国からは繰り越しても問題ないと確認しているとの答弁でありました。
 次に、「繰越明許費補正 追加」「指定文化財維持管理事業」の福泉寺山門について質疑があり、これについては、市指定有形文化財であるが、歴史まちづくり法に基づく歴史的風致形成建造物としての指定により国の交付金を受けることになったとの答弁でありました。
 次に、「繰越明許費補正 追加」「関の山車会館整備事業」について、地元の団体との協議内容について質疑があり、これについては、関宿関の山車保存会、関宿まちづくり協議会と協議し、集会所の設置や管理について、また、展示する山車の状態や修理ヤードについて意見をいただいたとの答弁でありました。
 次に、議案第34号 平成28年度亀山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、「共同事業拠出金」「保険財政共同安定化事業拠出金」「高額医療費共同事業医療費拠出金」の減額補正の主な要因について質疑があり、これについては、国保連合会から平成28年度の拠出金交付金の見込み額が示されたことに伴って減額補正するものであるとの答弁でありました。
 次に、議案第35号 平成28年度亀山市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)について、「諸収入」「雑入」及び「諸支出金」「償還金及び還付加算金」「償還金」「一般会計繰出金」の増額補正の内容について質疑があり、これについては、後期高齢者医療広域連合から平成27年度の療養給付費負担金の精算返還金を一般会計へ繰り出しするものであるとの答弁でありました。
 以上、教育民生分科会の審査報告といたします。