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平成28年12月定例会 産業建設分科会長報告

公開日 2016年12月19日

 産業建設分科会における審査の経過について報告いたします。
 去る6日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、12日に分科会を開催いたしました。担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第89号 平成28年度亀山市一般会計補正予算(第4号)についての内、当分科会所管分、「繰越明許費補正追加」の「東海道街道環境整備事業」及び「舗装老朽化対策事業」の事業費及び補正で繰越明許とする理由について質疑があり、これについては、「東海道街道環境整備事業」は太岡寺畷の歩道整備で、当初に3,000万円近くを、「舗装老朽化対策事業」は、川崎白木線の舗装修繕で1億3,700万円を要求したが、いずれも交付金の交付が少なく、事業も当初の予定より少なかったが、今回、国の補正が認められたことで、事業継続するに当たり必要な工期が確保できないことから繰越明許としたとの答弁でありました。
 次に、「農林水産業費」「農林水産業総務費」「臨時雇賃金」の増額補正について、行政専門員の雇用形態とどのような人を雇うのかとの質疑があり、これについては、退職した元市の技術系職員であり、再任用職員ではなく平成29年3月31日までの臨時雇用であるとの答弁でありました。
 次に、毎年災害の関係で臨時職員を雇用しているのか、また、今後もこのような方法でいくのかとの質疑があり、これについては、ここ数年では初めてであり、庁内の応援体制を取るのか、臨時職員を雇うのかは、災害の件数や内容でその都度判断していくとの答弁でありました。
 次に、「農林水産業費」「農業振興費」「農地中間管理事業」の農地中間管理機構集積協力金の増額補正について、協力金を企業に交付することについて質疑があり、これについては、協力金には地域に支払われる地域集積協力金と農家に支払われる経営転換協力金及び耕作者集積協力金があるが、今回は株式会社せせらぎの里営農組合に農地を貸し付けることで地域の話がまとまったので、農地中間管理機構を通して行ったとの答弁でありました。
 次に、制度の周知について質疑があり、これについては、今般、農業委員会制度が大幅に改正され、農業委員とは別に農地利用最適化推進委員が置かれたことから、地元の土地利用の集積も期待しており、市全体の農地の利用集積を図る必要があると考えているとの答弁でありました。
 次に、「農林水産業費」「農地費」「市単土地改良事業」の増額補正について、平尾地区の水路ゲート設置工事を次年度に送る分と、補正で本年度施行する山下町の揚水ポンプの改良工事の分とを相殺して補正することは予算編成上問題があり、来年度施行する分は債務負担行為とするべきではないかとの質疑があり、これについては、農業施設については来年の作付の問題があり、平尾地区については来年の作付完了後に再度仕切り直す考え方で減額しており、来年度の予算が確定しているわけではないとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「道路橋梁費」「道路新設改良費」「東海道街道環境整備事業」の工事請負費の増額補正について、工事の内容等について質疑があり、これについては、太岡寺畷において、国に鈴鹿川の河川事業に合わせ、堤防の腹付け盛土を行っていただき、歩道として必要な部分を市で整備する事業である。当初は、平成27、28年で完了予定であったが、年々交付金が減少しており、平成29、30年の完成を想定している。延長は、高架の部分から踏切までの約800メートルで、歩道幅は2.5メートルを確保しているとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「都市計画費」「都市計画総務費」「公共下水道事業」の繰出金の減額補正について、一般会計からの繰出金を減額できた理由について質疑があり、これについては、営業外収益として流域下水道維持管理負担金の還付や退職手当引当金の戻入があり、支出の面では企業債の利息が減額となったことや、資本的収入で受益者負担金が増えている現状を捉えて、事業の中で再調整したとの答弁でありました。
 次に、受益者負担金の増加の理由について質疑があり、これについては、供用開始区域の中で接続者が増加したこと、また、一括納付が多かったということが要因の一つであるとの答弁でありました。
 次に、議案第92号 平成28年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について、「使用料及び手数料」の農業集落排水施設使用料の減額補正について、今後、中山間地域における人口は減少し、中心部以外の対象戸数は減少していくと思うが、どのように考えているのかとの質疑があり、これについては、施設の機能強化、効率的運営、省エネルギー化などを含めて施設の統廃合または公共下水道への接続を考えていくとの答弁でありました。
 次に、人口減少による残された世帯の受益者負担の増大について質疑があり、これについては、公共下水道事業と農業集落排水事業の統合などの事業手法も考えられようかと思うが、人口減少という構造的な課題について、中・長期的な展望の中で、解消に向けた手法をしっかり検討してくとの答弁でありました。
 次に、議案第93号 平成28年度亀山市水道事業会計補正予算(第2号)について、安楽川河底横過推進工事の現在の進捗状況について質疑があり、これについては、年内に能褒野橋の南側に発進立坑を、北側に到達立坑を掘り、来年1月からは実際に機械を据えて252メートルの河底を横過する予定であるとの答弁でありました。
 次に、工事の設計費及び事務費について質疑があり、これについては、設計費は工事価格の中に含まれており、事務費は設計から工事にかかる部分を全てガス事業者に委託しているため、その部分の事務費用として市から5%支出するとの答弁でありました。
 次に、協定に定められた以外に市が債務を負うことはないのかとの質疑があり、これについては、最終的に工事が終了したら確定工事内訳書が提出され、その金額に応じた額を支払うことになるとの答弁でありました。
 次に、鹿島橋配水管改良工事の補正額はいくらなのかとの質疑があり、これについては、下水道管の延伸により500万円の増額であるとの答弁でありました。
 次に、議案第94号 平成28年度亀山市公共下水道事業会計補正予算(第1号)については、質疑等はございませんでした。
 以上、産業建設分科会の審査報告といたします。