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平成28年9月定例会 産業建設分科会長報告

公開日 2016年09月26日

 産業建設分科会における審査の経過について、亀山市議会予算決算委員会内規第7条第5項の規定に基づき、下記のとおり報告いたします。
 去る7日の予算決算委員会で当分科会に分担されました補正予算の議案の審査に当たるため、12日に分科会を開催いたしました。担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 議案第58号 平成28年度亀山市一般会計補正予算(第2号)についての内、当分科会所管分、「農林水産業費」「農業委員会費」「通信運搬費等」の増額補正について、耕作する予定のない農地の利用意向調査に係る郵送料とのことだが、調査の対象数と、耕作していない農地の面積について質疑があり、これについては、約2,400件で約480ヘクタールであるとの答弁でありました。
 次に、この調査をして最終的にどうするのかとの質疑があり、これについては、例えば農地中間管理事業を利用する意向の方には、農地中間管理機構が、その土地を借りたいという農業者との間を取り持つとの答弁でありました。
 次に、今回調査書が届いたことで、多くの市民が市役所を訪れていることについて質疑があり、これについては、農地法に基づき毎年調査を実施しており、今年度は国の様式で調査をさせていただいたため、来庁された市民の方々に趣旨を説明し、ご理解をいただいたとの答弁でありました。
 次に、毎年度の調査であるのに、なぜ補正予算で対応するのかとの質疑があり、これについては、昨年度までは農家調査書と一緒に簡易な書式で調査を実施していたが、今年度から固定資産税等の調整等もあり、詳細に調べていく中で件数が増加したため、補正予算を計上したとの答弁でありました。
 次に、「土木費」「住宅費」「住宅管理費」「空家等対策事業」の補正の内容について質疑があり、これについては、亀山市空家等対策協議会委員を当初最大で15名程度と考えていたが、今回条例で10名以内としていることから減額となる。また、一方で支出科目を報償費から報酬に切り替えたことで旅費を支払うこととなり、その分が増額となり、その結果差し引き4,000円の減額になったとの答弁でありました。
 次に、条例を見込んで当初予算に亀山市空家等対策協議会委員の報償費を計上されているが、3月定例会では詳しい説明がなかったことについて質疑があり、これについては、本来条例と合わせて報酬と旅費を今回の補正予算で提案することが妥当であったと考えるが、当初予算で計上していたため、今回内容を訂正し補正するものであるとの答弁でありました。
 次に、議案第59号 平成28年度亀山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)については、質疑等はございませんでした。
 次に、議案第60号 平成28年度亀山市水道事業会計補正予算(第1号)について、債務負担行為「安楽川能褒野橋河底推進工事負担金」の工事期間について質疑があり、これについては、東邦ガスによる推進工事は、安楽川の渇水期である本年11月から来年4月までの間に行われ、推進工法で入れた管にまずガス管が入り、その後に市による水道管の布設工事を行う予定であるとの答弁でありました。
 次に、債務負担行為の限度額2億5千万円は、平成29年度に全額支払うのか、またその財源はどうするのかとの質疑があり、これについては、本年度に協定書を締結し、来年度確定する工事費用の1/2を全額支払う予定である。また、財源は企業債での対応を考えているが、県を通じて国と調整中であるとの答弁でありました。
 次に、2億5千万円を企業債で調達することで水道財政が悪化し、水道料金の値上げや、予定している事業ができなくなるということは考えられないのかとの質疑があり、これについては、自己財源で一気に支払うと負担が大きいため、できれば企業債で何年かに分けて償還していく方法を取りたいとの答弁でありました。
 以上、産業建設分科会の審査報告といたします。