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平成27年12月定例会 総務委員会委員長報告

公開日 2015年12月18日

 総務委員会における審査の経過並びに結果について報告いたします。
 去る9日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査に当たるため、16日に委員会を開催いたしました。
 まず、担当部長等から説明を受けた後、質疑に入り、審査を行いました。
 はじめに、議案第81号 亀山市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定について、市の責務について質疑があり、これについては、個人番号等の適正な取り扱いについて安全管理に関する基本方針を定め、適正な安全措置を講じるものであるとの答弁でありました。
 また、地域の特性に応じた施策の実施については、現在、国において社会保障、地方税、災害対策の3分野の利用に限定されているが、今後、市独自の利用については、利便性等を考えてしっかりと議論していきたいとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
 次に、議案第85号 病院事業に地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴う関係条例の整備については、審査の過程では質疑はなく、病院事業管理者の設置について反対であることから関連する議案については反対であるとの反対討論があり、採決の結果、原案のとおり、賛成多数で可決することに決定しました。
 次に、議案第86号 亀山市職員定数条例の一部を改正する条例については、審査の過程では質疑はなく、今回の病院事業の運営形態の変更について反対であることから関連する議案については反対であるとの反対討論があり、採決の結果、原案のとおり、賛成多数で可決することに決定しました。
 次に、議案第87号 亀山市特別職報酬等審議会条例の一部改正について、教育長は、来年の4月から地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の規定を適用するのかとの質疑があり、これについては、昨年12月議会で再任された現教育長の任期は4年であるが、教育長と教育委員長を一本化することで権限の強化を図るという法律の趣旨に鑑み、時期については適切な判断をしたいとの答弁でありました。
 また、新教育長の4月1日からの適用の有無に関わらず、病院事業管理者と教育長の報酬を整合させるため、教育長の報酬を報酬等審議会に諮問するのかとの質疑があり、これについては、この条例を認めていただいたら、ただちに審議会を設置し、新たに特別職となる教育長と病院事業管理者の給料の額について審議を進めていきたいとの答弁でありました。
 また、討論では、今回の病院事業管理者の設置に関して反対であるため関連するこの議案については反対であるとの討論があり、採決の結果、原案のとおり、賛成多数で可決することに決定しました。
 次に、議案第88号 亀山市税条例等の一部改正について、換価の猶予に係る一定の要件について質疑があり、これについては、納税について誠実な意思を有する場合というのが前提にあり、その次に財産の換価をただちにすることにより事業継続・生活維持を困難にするおそれがあるとき、または財産の換価を猶予することが、ただちにその換価をすることに比して徴収上有利であるときという2つの条件が整っている場合であるとの答弁でありました。
 また、制度の周知について質疑があり、これについては、案内チラシの窓口配布やホームページへの掲載を行うとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
 次に、議案第89号 亀山市市税等の滞納者に対する行政サービスの制限の措置に関する条例の一部改正について、市税等の等とは何を指すのかとの質疑があり、これについては、市税及びその他の市の歳入であり、保育所利用者負担額、農業集落排水施設使用料、市営住宅使用料、公共下水道使用料、公共下水道受益者負担金等であるとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
 次に、議案第90号 亀山市手数料条例の一部改正について、手数料の改定に近隣自治体の手数料の額を参考にしたとのことだが、コンビニでの証明書交付も考慮しているのかとの質疑があり、これについては、手数料を300円としている5市のうち4市でコンビニ交付を行っており、利用者の利便性の向上等からも検討はしているが、現在のところ導入の考えはないとの答弁でありました。
 以上のような議論を経て、採決の結果、原案のとおり、全会一致で可決することに決定しました。
 以上、総務委員会の審査報告といたします。